フィギュール 2 (叢書記号学的実践 11)

  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891762254

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    構造主義革命の嵐の中で、バルト、トドロフ等と共に、テマティスムから構造主義批評へ、更に《文学の科学》たる《ポエティック》へと向った著者の第二論文集。
    《物語論(ナラトロジー)》及び《詩的言語論》という方向へと向かうこれらの諸論文は、後に『物語のディスクール』と『ミモロジック』において豊かな結実を見ることになろう。

    [ 目次 ]
    純粋批評の根拠
    修辞学と教育
    文学と空間
    物語の境界
    真実らしさと動機づけ
    昼と夜
    詩的言語と言語の詩学
    スタンダール
    あるバロック的物語について
    プルースト間接的言語

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著者プロフィール

○著者 ジェラール・ジュネット
Gérard Genette/1930 年にパリに生まれる。高等師範学校を卒業したのち、高等研究実習院(後に社会科学高等研究院)ならびにニューヨーク大学で長く教鞭を執る。1970 年にツヴェタン・トドロフらと創刊した詩学専門誌『ポエティック』の編集委員を務めつつ多数の著作を発表し、構造主義以降のフランスを代表する文芸批評家、文学理論家として活躍した。特に「物語のディスクール」(『フィギュール』)で提示した物語論は、その後の文学研究に大きな影響を与える。1990 年代以降は分析美学の影響下に研究対象を文学から芸術全般にひろげ、美学に関する著作を発表。晩年には独自の形式をもつ自伝的書物を著した。2018 年死去。代表作に『フィギュール』(全5 巻、1966〜2002 年)、『ミモロジック』(1976 年)、『パランプセスト』(1982 年)、『芸術作品』(2010 年)、『バルダドラック』(2006 年)などがある。

「2022年 『メタレプシス 文彩からフィクションへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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