他者のユマニスム (叢書言語の政治 6)

  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891762315

作品紹介・あらすじ

フッサール現象学から出発しハイデガー存在論へと向かいながら、その極点において、《倫理》の問題へと転回し、今日のフランス哲学のうちに、まったく独自な、反存在論的な、切迫した《倫理》の哲学を打ち立てた著者が、この反ユマニスム的な時代にあって、自由な《主体》のユマニスムではなく、もうひとつの別のユマニスム、《他なるもの》のユマニスムの可能性を根源的に追求する。小著ながら、著者の困難な思考の精華を凝縮した、レヴィナス哲学への最良の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    フッサール現象学から出発しハイデガー存在論へと向かいながら、その極点において、《倫理》の問題へと転回し、今日のフランス哲学のうちに、まったく独自な、反存在論的な、切迫した《倫理》の哲学を打ち立てた著者が、この反ユマニスム的な時代にあって、自由な《主体》のユマニスムではなく、もうひとつの別のユマニスム、《他なるもの》のユマニスムの可能性を根源的に追求する。
    小著ながら、著者の困難な思考の精華を凝縮した、レヴィナス哲学への最良の入門書。

    [ 目次 ]
    序文
    意義と意味
    人間主義と無―始源
    同一性なしに

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著者プロフィール

1906-95年。フランスのユダヤ系哲学者。フッサール、ハイデガーの現象学に影響を受け、独自の哲学を展開した。東方イスラエル師範学校長、パリ第八大学、パリ第四大学教授などを歴任。主な著書として,本書(1961年)のほか、『存在の彼方に』(1974年。講談社学術文庫)など。

「2020年 『全体性と無限』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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