人生 使用法

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制作 : Georges Perec  酒詰 治男 
  • 水声社 (1992年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (731ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891762537

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人生 使用法の感想・レビュー・書評

  • 偏執描写と噂だが読むのが少々遅すぎ

  • 長かった!!年末年始これしか読めなかった。


    とにかく長く、しかも現実と虚構や過去と未来などが複雑に錯綜した構造になっているが、ひとつひとつの物語は文句なくおもしろい。
    各人ごとのエピソードを追うなど、部分的な再読もしてみたい。

    翻訳に難を言うとすれば、韻文の翻訳が意味の翻訳にとどまっているように思われたところ。特に51章は画家のメモを短歌定型に訳し直してはあるが、「〜ましょ」の様な字数合わせのための不自然な口調の使用、一方で不自然な字足らずがあること、などのため読みにくくなっている。もしかしたら原文の意匠を反映しているのかもしれないが。

    あと新版が出ているのでそっちを読めばよかったなぁと読み始めてから気づきました。

  • 埋もれていたが、Qさんが愛読されているというので、早く読みたい。

  • どえりゃー長かった
    読むのに2ヶ月かかった!
    内容は特筆することもなく。。。

  • ついに読み終わりました。私の読書は外出先か自宅かによって分けられ,大型本や分厚い本は後者になる。自宅で本を読む時間は特別に作るものではなく,朝晩の歯磨きの間,大便のためにトイレにこもる時間,そんなものだ。だから,本書を読み始めてから読み終わるまで何ヶ月かかったことか。おそらく読み始めたのは2月中旬だから,5ヶ月かかったようですね。
    ジョルジュ・ペレックは1982年に亡くなったフランスの作家だが,2003年に翻訳された『さまざまな空間』ですっかり気に入ってしまい,学術雑誌に書評を書き,翻訳者に手紙も送ったくらいだ。それ以降,『考える・分類する』と『眠る男』を読んでいる。しかし,それらはどれも短い作品だが,彼の代表作である本書は日本語版で700ページを越える,その厚さになかなか読み始められなかったが,意を決して読み始めた次第。
    本文が長い分,いろいろ書き始めると長くなりそうだが,私の評論などたかが知れているし,巻末の訳者解説がさほど長くないながらもとてもよく書かれているので,短く済ませておこう。本書は,パリにある一軒のアパルトマンの居住者たちの顛末が描かれる,ある意味でのオムニバス作品。といっても,ヒッチコック作品『裏窓』のような現時点のみの話ではなく,登場人物一人ひとりの自伝的エピソードが何人も語られる。一部屋一人に限らず,その部屋の旧居住者まで。また,その自伝的描写はそのアパルトマンをめぐるローカルなものではなく,例えばアパルトマンにアトリエを持ちながらも年中スケッチ旅行に出かける画家の話や,若かりし頃にベビーシッターで子どもを死なせてしまい,その子どもを亡くした父親がそのベビーシッターを探して殺害することに残りの人生をかける話など,このアパルトマンは登場人物たちを結びつける一つのきっかけに過ぎない。いや,実際は結びついていない人物たちも多く,単なる空間的近接性にすぎない。
    そもそも,人名がカタカナ表記の外国小説の翻訳はただでさえ人物を覚えるのが苦手なのに,裕に3桁の人物が出てくる本作で,私が一人ひとりの人物を覚えられるはずがない。しかも,全99章のなかに,特定の人物はばらまかれている。例えば,主たる登場人物の一人であるバートルブースであるが,彼の名前がタイトルについている章は以下の5章,つまり26,70,80,87,99といった具合。
    ちなみに,巻末の追記によれば,本書には数多くの文学作品からの引用が含まれているという。そして,上に説明したように,本作における登場人物であるアパルトマンの居住者たちは99章のなかにばらまかれて登場するのだが,そのばらまき方にも数学的,あるいは幾何学的法則があるのだという。ともかく,さまざまな実験的要素が本作にはあって,しかし形式的には通常の小説をなしている。
    正直いって,たまにはそのエピソードに感情移入することができて,楽しむ場面もいくつかあったが,本作の読書自体は私にとっては楽しいものではなかった。しかし,本作は私たちの通常の小説を読むという行為自体に対する何らかの問いかけがあるものだと信じて,読破することだけを目指して活字を追っていくという読書体験。まあ,これだけの作品を一度だけ読んで分かった気になるのは失礼というものだ。本作からどんな人生の教訓を学ぶことができるのか,今後も付き合っていかないといけない作品なのかもしれない。

  • 佐々木敦が選ぶ 小説のことを考え始めるための10冊:文藝(2009冬)より

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