ファラベウフ―あるいはある瞬間の記録 (叢書アンデスの風)

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制作 : 田沢 耕 
  • 水声社 (1991年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891762599

ファラベウフ―あるいはある瞬間の記録 (叢書アンデスの風)の感想・レビュー・書評

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  • 読んでる途中で頭がくらくらしたり背中がちりちりしたりすること請け合い。うっとりしたい時(?)に読む一冊。

  • [ 内容 ]
    メキシコの新しい文学の先駆者である著者がバタイユの『エロスの涙』に触発され、耐えがたい苦痛にあると同時に恍惚的な愛の儀式を偏倚で執拗な事物の描写を通して描きだした未聞の残酷怪奇譚。
    解剖学、写真術、心霊術、中国幻想、性愛術を巡る言葉が綯い交ぜとなって強迫的に読者を襲うヌーボー・ロマンの知られざる傑作。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • メキシコの新しい文学の先駆者である著者がバタイユの『エロスの涙』に触発され、耐えがたい苦痛にあると同時に恍惚的な愛の儀式を偏倚で執拗な事物の描写を通して描きだした未聞の残酷怪奇譚。解剖学、写真術、心霊術、中国幻想、性愛術を巡る言葉が綯い交ぜとなって強迫的に読者を襲うヌーボー・ロマンの知られざる傑作。

  • 副題に「ある瞬間の記録」とある通り、本書で描かれるのはほんの一瞬(あるいは長くとも数分間)の出来事にすぎない。
    にもかかわらず、最後まで読んでも結局その実態はつかめずじまいである。登場人物は何人いたのか、誰が喋っているのか、そもそも本当に起こったことは何なのか、全てが曖昧なまま終わってしまう。一通り読んで自分なりの仮説を構築しても、ふと最初の方の頁を繰りなおしてみると、あっさりその仮説に矛盾する一節に遭遇する有様。

    しかし本書の不思議なところは、異常な魅力があるところである。
    本書の登場人物が、一枚の異様な、グロテスクでもある写真に異常なまでに惹かれるように、私自身も頭が混乱しつつもこの異様でグロテスクな小説世界にぐいぐい引っ張り込まれてしまった。
    何度でも読み返し、吟味したくなる、そんな逸品。

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