ミュージッキング―音楽は“行為”である

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制作 : Christopher Small  野澤 豊一  西島 千尋 
  • 水声社 (2011年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891768263

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ミュージッキング―音楽は“行為”であるの感想・レビュー・書評

  •  「音楽とはいったい何なのか」。この問いは、「少なくとも古代ギリシアの時代から、何度も繰り返され」、あらゆる人が、音楽の本質と意味を説明しようとしてきた。それなのに、いまだ満足な答えが出ないのはなぜなのだろう。著者は言う。「この失敗のわけは非常に単純なところにある」、「これらは間違った問いなのだ」と。
     音楽の本質と意味を説明するとき、我々は無意識に音楽をモノ(thing)だと想定している。けれども我々が音楽と言うとき、それは実際には何を指すのだろう。レコードか楽譜か演奏者か、それとも音そのもの(鼓膜を震わせる振動)か。著者は本書で、音楽を「ミュージッキング」と言い換え、それがモノではなく行為(activity)であることを<発見>することによって、文頭の問いに答えようとする。
     「ミュージッキングという行為は一連の関係性の中で達成されるのであって、行為の意味はそれらいくつもの関係のなかにある。(それは)人と人との結びつき、個人と社会の結びつき、人間と自然界、さらには超自然界との結びつきについてのもので」、「人間の生にとって最も重要な問題」だと。
     西洋の「社会的なとりきめ」の中で、今にも窒息しそうな音楽を救い出し、本来の受け手であるすべての人間にその恩恵を届けたいという著者の熱情を支えるもの。それこそが、ミュージッキングなのだ。

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ミュージッキング―音楽は“行為”であるの作品紹介

音楽は"作品"ではない、"実践"なのだ。"音楽"から"音楽する"へ-。既成概念を根底から転倒させ、わたしたちを"音の現場"へといざなう画期的な評論、待望の全訳。

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