聖グラングラン祭 (レーモン・クノー・コレクション 8)

  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891768683

作品紹介・あらすじ

決して雨のふらない"ふるさとの都"では、圧倒的な権力を誇る市長ナボニードのもと、恒例の奇祭"聖グラングラン祭"が行われようとしていた。一方、三人の息子たちによって、父のある陰謀が明かされることとなる…。ジョイスの手法を応用したという、クノー中期の代表作。改訳決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 翻訳は基本的に中公版と同じ。
    というわけで20数年ぶりの再読。
    突拍子もないストーリー、とぼけた登場人物、言葉遊び(翻訳ではよくわからないが)等々、これぞクノーの小説といいたくなる内容。
    クノーコレクションの第二回配本、今後の刊行が楽しみ。

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著者プロフィール

一九〇三年ル・アーヴル生まれ。パリ大学で哲学を学び、シュルレアリスム運動に参加。離脱後、三三年に「ヌーヴォ・ロマン」の先駆的作品となる処女作『はまむぎ』を刊行。五九年に『地下鉄のザジ』がベストセラーとなり、翌年、映画化され世界的に注目を集める。その後も六〇年に発足した潜在的文学工房「ウリポ」に参加するなど新たな文学表現の探究を続けた。その他の小説に『きびしい冬』『わが友ピエロ』『文体練習』『聖グラングラン祭』など、詩集に『百兆の詩篇』などがある。一九七六年没。

「2021年 『地下鉄のザジ 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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