地下鉄のザジ (レーモン・クノー・コレクション)

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制作 : Raymond Queneau  久保 昭博 
  • 水声社 (2011年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891768706

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地下鉄のザジ (レーモン・クノー・コレクション)の感想・レビュー・書評

  • 読んでいると、映画のザジがどうしても頭の中に出てくる。ずいぶん前に見たはずなのに、あのキャラクターが強烈で・・。小説も面白いけど、映画もスゴイ!
    ザジにかかったら、大人たちは形無しデス(笑)

  • やっぱり面白い!
    生田耕作訳を読んだのはずいぶん昔。
    でも、ストーリーは繰り返し見た映画版で記憶済み。
    映画の印象が強すぎて本を読んでいても頭に浮かんでるキャラクターは映画の役者たちになってしまう。
    別にいいけど。
    また映画が見たくなった。

  • 地下鉄に乗る夢を持つザジの2日間の冒険劇。奔放で口達者なザジの行く先々で事件は勃発し、小気味よいテンポの会話が物語をスラップスティックに展開させる。踊り子の伯父さんを始め、取り巻く人々も個性的で、それがパリを舞台にしているのだから、演劇空間に取り込まれた心地になる。お上品な大人なら真っ青になりそうな、ザジの決め台詞は‘オケツぶー’。出逢う大人達を次々と翻弄するのが何とも痛快だ。言葉遊びの笑いの中にも、一抹の不安と影がちらりと見えるお手並みは流石クノーで、うっかり笑っていると魔物の尻尾を踏んづけそうだった。

  • パリにやって来た少女ザジ。地下鉄に乗りたくて叔父さんのところに遊びに来たのに、あいにく地下鉄はストライキ真っ只中!おまけに叔父さんはホモバーのダンサーで、その友だちはおかしなタクシー運転手。街で会うのは警官か、はたまた痴漢かさっぱりわからない謎の男!?「糞食らえ!」が口癖の、キュートで生意気なザジがパリの街で繰り広げるドタバタ喜劇。ザジと一緒にあっちへこっちへ右へ左へ、とにかくもう、大騒ぎ!

    教育学部 J.Y


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000839485

  • ザジの周りにいる大人達が、めっちゃくちゃ過ぎて驚いた!
    絶対、私の周りには居て欲しくない!笑

    フランス文学でも、クノー作品は特別なんだなというのが解説でわかったので
    フランス原文でも読めるようになりたいなー。
    映画も観てみたいなー。

    オケツぶー!

  • 映画で見たいなあ。

  • 地下鉄のザジというタイトルは原田知世の歌で知っていた。パリを舞台にした話なんだろうな、とは思っていたが、読んでみるち想像を超えたドタバタギャグ。これは映画で見たほうがもしかすると面白いのかもしれない。
    登場人物のアイデンティティがものに見事に覆されるので、読んでいて頭が痛くなるような話。野田秀樹の芝居が好きな人には受けるかもしれない。

  • オカマバーで踊り子をするガブリエル伯父さんに預けられたザジ。変態お巡りや恋多き未亡人が加わり、大人たちを虚仮にしながらパリの喧騒の中を駆け回る。

    何といってもザジの口癖「○○オケツぶー」が可愛い(生田訳では「けつ喰らえ」)。
    ザジは強烈な生意気ぶりながら大人の「いじり役」であり、キャラクターとしてはガブリエルの方が際立っていたように思う。

    「(身振り)」とだけあって描写を伴わない演劇的表現や、突飛でくだけた言葉遊びが新鮮だった。日本文学にはないタイプの作品ではないだろうか。
    新訳の持ち味の一つは、原語独特の言葉遊びをニュアンスそのままに日本語に置換したところである。引っかかりのある言い回しには、必ず理由があるようだ。

  • ストーリーも文体も荒唐無稽なのに、知的で皮肉満載なところが面白い。
    多義的なので人によって全く違った印象を受けるはず。
    個人的には何となく不安感を抱きつつ読んだのだけど、読み終えてジェンダーが脱臼されている点に由来するんじゃないかと思った。分かりやすいところでは、ポップなシーンの中で、主人公の少女が当たり前のように大人から性欲を向けられるシーンなど。
    原文で読める人を羨ましく思う作品。

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地下鉄のザジ (レーモン・クノー・コレクション)の作品紹介

ロラン・バルトに「攻撃的なクノーの作品は、『文学』のおそるべき『成虫』を包み込んでいる」と言わしめた『地下鉄のザジ』。オカマバーで踊り子をしている大男ガブリエル伯父さんに、時にはお巡り、時には名探偵に姿を変えるペドロ、見境なく恋に落ちるムアック未亡人など、ユーモア溢れる登場人物たちと、破壊力あふれる言葉たちが作り出す、おかしな冒険小説。

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