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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891769826
作品紹介・あらすじ
なぜ、わたしたちは"音楽"から"生きるよろこび"を得るのか?現代の多文化社会で、音楽はいかにして他者理解を可能にするのか-音楽を「生きのびるための叡智」として再発見し、"実践としての音楽"を問う気鋭の論考。
感想・レビュー・書評
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784891769826詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スモールの「ミュージッキング」という考え方を批判的に継承し、マイノリティの音楽実践にケアやナラティヴとしての側面から光を当てる、まさに「音楽をひらく」ための理論書。音楽の力を手放しに賞賛をするわけではないけど、市井に生きるわたしたちにとっての音楽の力の可能性について注意深く考えられており、社会学的な側面が色濃い内容になっていますね。
理論の部分とフィールドワークの部分、ややチグハグな感じもしたけど、さすが『クイア・セクソロジー』の著者だけあって、取り上げられる題材が「プレリュード」や「Living Together ラウンジ」といった、セクシュアル・マイノリティの音楽イベントなのがおもしろいです。著者の解説が全てではないだろうけど、読んでいて「なるほど」と思わされる部分が多々ありました。
あまりこういう音楽の理論書は読まないのだけど、たまにこういう分野に目を向けるとまたいろいろな発見があるもんですね。
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