長崎 (フィクションの楽しみ)

  • 27人登録
  • 3.14評価
    • (0)
    • (2)
    • (4)
    • (1)
    • (0)
  • 4レビュー
制作 : ´Eric Faye  松田 浩則 
  • 水声社 (2013年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891769888

長崎 (フィクションの楽しみ)の感想・レビュー・書評

  • 自分の家に、誰かいる。
    最初、単なる男の幻想かと思っていたんだけど、え、本当にいたよ…。ということが明らかになります。男の設置した監視カメラのおかげで。

    知らぬ間に女が自分の家の押し入れに住んでいた。しかも一年近く知らずにいた。
    本当にあった事件をもとにしているらしい。

    不在、見る・見られる、見ている現実とは異なるもうひとつの現実。

    スリリングな内容もそうだが、この作品で面白いのは、なぜ長崎?ってことと、フランス人が書いているってこと、そして語りの視点がころころ変わること。静かな、抑制した声で語りつづられる映画みたいなイメージ。

    古本屋さんで昔見つけて、高かったので買わずにいたのをようやく図書館で借りてきて読みました。

  • あんなにミステリアスで興味深い話も、フランス人が書くとこうなっちゃうんだ…残念

  • 自分の留守中に、家の中のものがほんの少し変わっている。冷蔵庫の中の飲み物が、ほんの少し2cmくらい減っている。不安を感じ、カメラをセットし職場のPCで仕事の合間に観察していると、知らない女がカメラをよぎる。
    なかなかの発想、と思いきや新聞に掲載されていた本当にあった記事にインスパオアされた小説。
    知らない間に家に住みつかれていた主人公に、住みついていた女から手紙が届く。

    なかなか面白かった。

  • 11月1日(金) エリック・ファーユさんトークイベント 『長崎』(水声社)刊行記念

    実際に起きた出来事を題材とし、長崎を舞台とする異色の現代フランス文学が、9月下旬に水声社より刊行されました。その名も『長崎』。原書は2010年にアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞し、フランスでは30万部をこえるベストセラーとなった作品です。作者のエリック・ファーユさんは日本ではまだほとんど知られていませんが、大の日本びいき。『長崎』でも、有明海の風景や、市街を走る路面電車、番茶からコンビニ弁当まで、さまざまなギミックが駆使され、記者出身の小説家ならではの綿密な取材にもとづく、リアルだけれどちょっと奇妙な小説世界が展開されています。今回は訳者の松田浩則さんに聞き手と通訳をつとめていただき、『長崎』誕生の舞台裏、フランス人にとっての日本のイメージ、これからの文学のありかたなどについて、フランスの小説家としての視点から語っていただきます。トークイベント参加チケットご希望の方はリブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにてお求め下さい。

    日時:11月1日(金) 午後7時~
    会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
    参加チケット:1000円(税込)
    チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
    お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

全4件中 1 - 4件を表示

長崎 (フィクションの楽しみ)の作品紹介

侵入した女は何者なのか-実際に起きた出来事を題材として、現代社会の孤独を描きだす、気鋭の著者の意欲作。

ツイートする