- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891991395
作品紹介・あらすじ
魔王大戦終戦から二百周年、フレイスライン王国は記念式典の準備で追われていた。忙しく準備を進める第一王女セレスティーナとその二人の妹達。その傍らには、王女たちの幼馴染で王宮魔術師見習いであるアレックスの姿もあった。しかし平和を願う式典に、忍び寄る黒い影があった…。
感想・レビュー・書評
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その響きのいい素敵なタイトルと、友人のおすすめ作品であることもあり、前々から気になっている作品でした。
率直な感想としては、すごく丁寧で優しい作品だな、ということ。
1つ1つの描写が非常に丁寧に書かれており、とても読みやすい。
キャラたちも嫌味がなく優しい人たちであり、「英雄譚」という作品ジャンルと相まってラノベを読み始めたばかりの小中学生にお勧めできる作品です。
もちろん、大人が読んでも面白い。
物語としてはまだまだ始まったばかり。
このあとアルがどういう道のりを経て英雄の座にたどり着くのか。
楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台は剣や魔法、そして『魔王』の居る世界。
魔王大戦終戦から二百周年、フレイスライン王国は記念式典の準備で追われていた。
しかし平和を願う式典に、忍び寄る黒い影があった。
壮大なファンタジー巨編。
大好きな作家の健速さんということで手に取りましたが、納得の1冊です。
状況描写や人の心の移り変わりが丁寧で最後まで楽しめますね。
欠点をあげるとすれば、登場人物が多くなりすぎたこととファンタジーなのに風景画が一枚もなかったことかな。
そのあたりがあればもっと入り込めたのかなと思います。
それと物語が完結すると思ったけど、中途半端なところで終わったのが残念です。
まぁ、続きが出てくれれば文句はありませんが(笑)