二、三のグレ-ス: オルダス・ハクスリ-中・短篇集

  • 風濤社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892193569

作品紹介・あらすじ

第一次世界大戦後のサロン文化のなかで、つきあう男によって次々と早変わりする女性を描いた表題作他、知的な諷刺の目で軽やかに人物群像を描く。

感想・レビュー・書評

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  • ハクスリーの『すばらしい新世界』はディストピア小説のひとつだと言われるが、例えば『侍女の物語』や『一九八四年」にある重苦しさを感じない。たぶん、色んなところにちりばめられた一種の「ユーモア」のせいなのだろう。そして、本書に収められている「シンシア」はそんなユーモアが凝縮されている。(本書の所収ではないが)「半休日」も同じで、こういった短編が好みだ。もちろん表題作も面白い。こちらはむしろグレースのその後が気になるところだが。訳はとても読みやすい。

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著者プロフィール

1894年−1963年。イギリスの著作家。1937年、眼の治療のためアメリカ合衆国に移住。ベイツメソッドとアレクサンダー・テクニークが視力回復に効を成した。小説・エッセイ・詩・旅行記など多数発表したが、小説『すばらしい新世界』『島』によってその名を広く知られている。また、神秘主義の研究も深め『知覚の扉』は高評価を得た。

「2023年 『ものの見方 リラックスからはじめる視力改善』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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