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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892193569
作品紹介・あらすじ
第一次世界大戦後のサロン文化のなかで、つきあう男によって次々と早変わりする女性を描いた表題作他、知的な諷刺の目で軽やかに人物群像を描く。
感想・レビュー・書評
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ハクスリーの『すばらしい新世界』はディストピア小説のひとつだと言われるが、例えば『侍女の物語』や『一九八四年」にある重苦しさを感じない。たぶん、色んなところにちりばめられた一種の「ユーモア」のせいなのだろう。そして、本書に収められている「シンシア」はそんなユーモアが凝縮されている。(本書の所収ではないが)「半休日」も同じで、こういった短編が好みだ。もちろん表題作も面白い。こちらはむしろグレースのその後が気になるところだが。訳はとても読みやすい。
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