裁判所にて

  • ビーエル出版
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892386367

感想・レビュー・書評

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  • 「それ」を取り囲んでいるのは
    法服の人々、弁護人、警察官、被害者、加害者、
    それぞれの関係者に傍聴人。
    曝されているのは
    捉えられ、今や瀕死の『罪』
    私達はそれを裁かなければならない。
    ウィルスの様に何の罪も無い、善良な人々を脅かした者には『罰』を与えなければならないからだ。
    バンサンは光と影。
    それに1本の筆のみを用いて
    神聖なる苦悩を描き出す。
    (人が人を正しく裁く事など出来るものか。
    ここは、神の領域なのだ。)

    ただ、そこにある光が頬を撫で
    同時に存在するあ影が頭を下げろ、と抑えつけている。

    それでも人は人を裁かなければならない…

  • 人生を誰かに裁かれると思いながら人は生きているわけではない。自ら現場に入って描くバンサン。当人にしかわからない気持ちに迫るにも苦悩、孤独、葛藤もあったと思う。。デッサンから、命かけて寄り添おうとする思いが、奥底にひびく。

  • 2016 9/17

  • これは名作!20年に及ぶ裁判所でのバンサンのスケッチは、裁判所でのドラマを柔らかいタッチで描きつつ、スケッチが生む疾走感みたいなものもあって、読みやすかった!
    また裁判に関わる人々にに対して、視線が優しくて良い!やっぱりこうでなくっちゃ!

  • 個人的には大好きな絵本。映画を見ているような感じすら受けます。機会があれば、是非。

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