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- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892388781
感想・レビュー・書評
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ガブリエル・バンサン、ベルギーブリュッセル生まれ。絵画学校で長くデッサンを学び、本が世に出たのは50才を過ぎた頃だそうです。
「アンジュール」で描かれたデッサンの世界では、シンプルなモノトーンの世界から深い悲しみがあふれ出ていました。「マリオネット」では反対に老人と少年、マリオネットと少年の表情がいきいきと描かれています。
見世物小屋の中に置かれたマリオネットの舞台。老人の操る人形独特の動きが伝わってきます。思わず微笑む少年の表情がなんとも微笑ましく、読んでいるこちらも楽しくなってきます。
登場する狼に思わずドキリと驚く少年の表情。物語の世界に入り込んだ少年は、思わず人形を”助け出して”しまいます。こりゃ!、そりゃおじさんの商売道具でしょ。最後にはおじさんと二人で手を取り合って歩いていく姿ににっこり。
この本もまた、言葉の無い、デッサンだけの絵本です。物語は読み手の自由。子どもたちはそれぞれの物語を作るんでしょうね。君はどんな物語を作ったのと聞いてみたくなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マリオネットを眺める子どもの表情に魅入られます。
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絵のみで、男の子の人形への気持ちがとてもよく表れていて、感動しました。