子どもに障害をどう説明するか: すべての先生・お母さん・お父さんのために
- ブレーン出版 (2005年5月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892427961
作品紹介・あらすじ
特別支援教育時代に障害をどう語るか-12の基本要素。障害の説明を通して、子どもたちに人と人がいかに生きていけばよいかを教え、けっしてあなたをひとりにはしないと伝える。
感想・レビュー・書評
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障害のあるこどものことを,学校の先生がほかのこどもたちにどう説明するか,という問題に正面から真剣に考えるこの本。
実際に,広汎性発達障害やADHD,学習障害,精神遅滞,ダウン症などさまざま障害をもつこどもたちについて,保護者や先生方が説明を行った例を日本国内で何百例も集めて,それらのなかにほぼ共通して含まれる12の要素を抽出してそれぞれ例を挙げながら解説しています。
告知・説明の今後の課題として,EBE(Evidence-Based Education)…その説明を行うことでほかのこどもたちの理解が高まったり,当事者のこどもとの摩擦・衝突が減ったり,その子への見方がプラスの方向へ転じたりしたか,という説明を行った目的の達成度をきちんと評価して,説明の結果を検討することが重要になるだろう,という点にも触れられています。
そして何より大切なことは,説明される当事者のこどもに対しても,説明を聞くこどもたち一人一人に対しても「決してあなたをひとりにはしない」というメッセージが伝わることだ,と…。
本当にそのとおりだと思います。
こんな素晴らしい本が3年も前に出版されていたなんて…。障害をもつこどもさんの保護者の方や,学校の先生みなさんに,そして医療・福祉など幅広い支援職のみなさんにも,ぜひ一度読んでいただきたい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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