いづみの残酷メルヘン

著者 :
  • 文遊社
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892570308

作品紹介・あらすじ

心と身体を傷つけ合いながらさまよい続ける少年、少女。やがて愛の幻想に訣別し、残酷な現実に立ち向かう。「東京巡礼歌」併録。

感想・レビュー・書評

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  • 完全メルヘンと云う言葉に釣られたジャケ借り。
    どんな人なのか、全く予備知識も無いまま読み始める。
    普段自分が読む本には無い雰囲気。
    途中、本最後の広告を見て、ああ、こう云う人なのか、と。
    とても壮絶な人生を歩んだお方なのですね…。

    『東京巡礼歌』
    だらしない生活に嫌悪感を抱きつつも、憧れを感じる。
    ピーターまがいが可愛い。
    妊娠恐怖症、おぉ、と思った。
    順の優しさに、哀しくなって来る…。
    興味が無さそうな感じで、ちゃんと考えてる。

    『残酷メルヘン』
    マサキの「弟ってのは、みんなやさしいんだ。おれ以外は」と言う言葉が、嬉しくもあり切なくもあり…。
    やさしいのか、弟は…。
    後半の夢と現実の入り交じり方が、嫌いじゃない。

    この人の文章は、全体的に明け方を思わせる。
    ひんやりして、切ない。
    けど、どこか憬れる様な。
    大声で叫びながら、夜明けの道を走りたい、そんな感じ。
    と云うか、昔からよく妄想していた世界と酷似していて、驚愕した。

    00:54

  • 2010/12/28購入

  • 風俗は確かに日本の70年代なのだけれど時代設定があやふやな感じのする不可思議な感覚に囚われた。

  • 読みづらかった。

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著者プロフィール

ISS 及び日本コンベンションサービスの会議通訳者として稼働後、1978年に渡米。ミシガン州にて1984年、鈴木・マイヤーズ&アソシエーツ㈱を設立。1989年、アメリカ翻訳者協会(American Translators Association : ATA)に加入後、日英両方向の認定翻訳者となり、日本語部門長、理事、翻訳認定試験審査委員などを歴任。現在は認定委員会委員及び通訳方針諮問委員会委員(Interpreting Policy Advisory Committee)を務める。1991年に創立されたミシガン翻訳者通訳者ネットワーク(Michigan Translators/Interpreters Network:MiTiN)の発起人の一人で、長年会長を務めた後、現在は理事会アドバイザー。2003年、カリフォルニア州にて日英の認定法廷通訳人の資格取得。全国司法通訳者翻訳者協会(National Association of Judiciary Interpreters and Translators : NAJIT)会員。

「2016年 『裁判員裁判時代の法廷通訳人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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