- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892570308
作品紹介・あらすじ
心と身体を傷つけ合いながらさまよい続ける少年、少女。やがて愛の幻想に訣別し、残酷な現実に立ち向かう。「東京巡礼歌」併録。
感想・レビュー・書評
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完全メルヘンと云う言葉に釣られたジャケ借り。
どんな人なのか、全く予備知識も無いまま読み始める。
普段自分が読む本には無い雰囲気。
途中、本最後の広告を見て、ああ、こう云う人なのか、と。
とても壮絶な人生を歩んだお方なのですね…。
『東京巡礼歌』
だらしない生活に嫌悪感を抱きつつも、憧れを感じる。
ピーターまがいが可愛い。
妊娠恐怖症、おぉ、と思った。
順の優しさに、哀しくなって来る…。
興味が無さそうな感じで、ちゃんと考えてる。
『残酷メルヘン』
マサキの「弟ってのは、みんなやさしいんだ。おれ以外は」と言う言葉が、嬉しくもあり切なくもあり…。
やさしいのか、弟は…。
後半の夢と現実の入り交じり方が、嫌いじゃない。
この人の文章は、全体的に明け方を思わせる。
ひんやりして、切ない。
けど、どこか憬れる様な。
大声で叫びながら、夜明けの道を走りたい、そんな感じ。
と云うか、昔からよく妄想していた世界と酷似していて、驚愕した。
00:54詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/12/28購入
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風俗は確かに日本の70年代なのだけれど時代設定があやふやな感じのする不可思議な感覚に囚われた。
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読みづらかった。