タッチ

著者 :
  • 文遊社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892570315

作品紹介・あらすじ

恋愛ゲームも終わり、「失恋しても、空はきれいね」と透き通った明るい絶望感に辿り着いた若者たち、いつまで遊んでいられるか。

感想・レビュー・書評

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  • 2014/2/11購入
    2015/3/1読了

  • タッチ、つまり感触のことであって、リアルスティックな感触がひしひしと伝わってくる。それは、主観に過ぎないし、個人的な体験に附随する精神的な快楽の感触だけがそこにあるのだ。しかし、快楽ではなくって、いかにサディスティックであることか。恋とは、単なる個人的な妄念と相手に触れたときの感触でできているのかもしれない。

  • 「寝てみないと好きになるかわからない」という真代とその周りの人間を描いた作品。何だか発情している男と女ばかりだが、真代の妹の早紀だけは違う。「明るくポップな絶望」を背負って彷徨う真代。本当に悲しい時は、涙なんて出ないんだよね。

  • 淫売がだめなんじゃなくて、やりちんがだめなんじゃなくて、ダサいのがだめ、そういうことなんだとおもいます。

  • 世間的には『タッチ』といえばあだち充の漫画。あまりにも有名な、一卵性双生児の上杉兄弟・達也と和也と、隣に住む浅倉南を巡る物語。実は私はこの漫画がどうにも肌に合いません。曖昧な漠然とした情けなく表現されている人物やストーリーが、初々しい青春を見事に描いているとはどうしても思えないのです。そして、それこそ作画タッチも私の好みではありません。それはさておき、鈴木いづみの『タッチ』です。

  • 「失恋しても、空はきれいね」と帯にある。
    表紙が黒いのにスピンがピンクでキレイ。

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著者プロフィール

ISS 及び日本コンベンションサービスの会議通訳者として稼働後、1978年に渡米。ミシガン州にて1984年、鈴木・マイヤーズ&アソシエーツ㈱を設立。1989年、アメリカ翻訳者協会(American Translators Association : ATA)に加入後、日英両方向の認定翻訳者となり、日本語部門長、理事、翻訳認定試験審査委員などを歴任。現在は認定委員会委員及び通訳方針諮問委員会委員(Interpreting Policy Advisory Committee)を務める。1991年に創立されたミシガン翻訳者通訳者ネットワーク(Michigan Translators/Interpreters Network:MiTiN)の発起人の一人で、長年会長を務めた後、現在は理事会アドバイザー。2003年、カリフォルニア州にて日英の認定法廷通訳人の資格取得。全国司法通訳者翻訳者協会(National Association of Judiciary Interpreters and Translators : NAJIT)会員。

「2016年 『裁判員裁判時代の法廷通訳人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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