まんげつのよるまでまちなさい

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制作 : ガース・ウイリアムズ  まつおか きょうこ 
  • ペンギン社 (1978年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892740053

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まんげつのよるまでまちなさいの感想・レビュー・書評

  • あらいぐまのぼうやは、夜が見たくて見たくてたまりません。
    でも何度頼んでも、お母さんの返事は決まって「満月になるまで待ちなさい」。
    待って待って待ち続けて、とうとう満月の夜が来て、ぼうやは明るい満月の夜に出ていったのです。。

    敬愛するマーガレット・ワイズ・ブラウンの作品。
    「すべてのものには時がある」と言ったのは誰だったか、そんな言葉を思い出します。
    大人が何度読んでも発見があり、子供にも何度でも読んであげたい、そんな名作です。

    ガース・ウィリアムズの絵は、一番最後の満月の夜の場面まで、色を極力控えてあります。白黒と、深いブラウンのみ。
    それなのに、雄弁に語りかける力をもつ、お母さんの賢さとぼうやの愛らしさ。
    とりわけ、眠りにつくまでお母さんの膝に抱っこされている絵は、あまりの可愛らしさについ笑顔になってしまいます。そして、月の光のもとで踊る、動物たちのなんと可愛いこと。
    上質のファンタジーのようでありながら、この世の大切なことを、しみじみと語りかけてくる一冊です。
    まつおかきょうこさんの訳は、お話のなかに上手に歌も入れています。
    お母さんとぼうやの語る場面も、ただ教育的なわけではなく、リズミカルで楽しめます。

    待つことの大切さとその意義を、魅力的な絵とともに教えてくれる絵本など、これ以外に見たことがありません。
    子供の欲求のままに与えるのではなく、上手に待つことを教えていくうちに、ぼうやも育っていきます。
    内なる「時」と外なる「時」が見事に一致したとき、満月の夜に遊ぶ楽しさもあったのでした。
    親とは、母親とはこうあらねばならないと、賢明なあらいぐまのお母さんに頭を垂れてしまいます。

    それにしても、ああ、ぼうやは野球のバットをかついで満月の夜に出ていくのですよ!可愛いったらありません!

  • 夜を見たいというアライグマの坊やに、お母さんは「満月の夜まで待ちなさい」と言う。夜についての興味が尽きない坊やは、あれこれおかあさんに質問するも、答えはいつも「満月の夜まで待ちなさい」だった。
    その間にも坊やは少しずつ大きくなり、とうとうもう待つことに我慢ができなくなった時、まさに満月の夜が来たのだった。

    「待つ」ことを余儀なくされる子どもは、待つ間にも成長し、その時期が来たときには、子どもの側にも十分な準備ができているものだと示唆される。

  • とてもとても、美しい絵本です!amazonにいくと表紙を見ることができますので参考にしてくださいね。
    あらいぐまのぼうやは、夜を見たくておかあさんにせがみます。
    いつでも答えは『まんげつになるまでまちなさい』。
    子供には待たなければいけないときがたくさんあります。
    そして待つことを乗り越えるときにはとても成長しているのです。
    文体はとてもやわらかく、何より絵の素晴らしさ!!
    訳をされた松岡享子さんのあとがきも素敵です。
    大好きな絵本です。

  • 優しいお話し。それでいてお母さんがきっちり「待つ」ということを坊やにおしえている。ラストもすてき。

  • たまたま、おやすみで見ていた「あさイチ」で、「まれ」の太鳳ちゃんが、
    この絵本のお話をしてた。

    読むと考えさせられるなぁ。

    今は、遊びも勉強も道具も
    、何でも早め早めに子どもに与え過ぎているような気がして。

    子どもの我慢は親の我慢でもある。
    大人が我慢できなくなってるんじゃないかなって思う。

    満月まで待って、そして「行くよ!」と言う子どもには
    「さぁ、いってらっしゃい」と言える、アライグマ母、素敵です。

    私は、きちんと我慢できただろうか。

    訳者の松岡さんのあとがきも素晴らしかった。

    一部抜粋
    「子どもには待たなければならなことがどんなに多いことでしょう。
     用事がすんでから。
     明日になったら。5つになったら。
     おとなになったら。
     子どもたちに示される目標のときは、
     ほんの少し先からうんと遠い先までさまざまですが、
     とにかく子どもたちは待たなければならないのです。
     そして、子供たちは待っているあいだに
     日に日に成長しときが満ちるころには、
     願ったものが与えられるにふさわしい自分に育っているものなのです。

  • 満月の日は、すべてが許されるような気がします

  • とても綺麗な状態です。

  • アライグマの子が夜の事を知りたがったり起きていたいのを「まんげつのよるまでまちなさい」と言い続け、ついに満月の夜がやってくる。動物達のほのぼのとした世界がやさしい絵で表現されている。

  • 母親が子供に繰り返しいう言葉、「…までまってなさい」。

    このフレーズは、読んでいる子供たちにも聞き覚えがある言葉なので、少し長めの文章の話だが、すっと馴染んで読み進めることが出来る。

    読んでいる母親も、読んでもらっている子供たちも、読み終わったあとには納得のできる分かりやすい話。

  • とにかく子供達は待たなければならないのです。
    そしてたいていの子供は気がつかない事ですが、待っている間に日に日に成長し、『とき』が満ちる頃には願ったものを与えられるにふさわしい自分に育っているものなのです。

    訳者、松岡享子さんのあとがきの言葉。
    ただかわいいだけじゃなく、深い絵本です。

  • 昨夜は十三夜。残念ながら雨でお月見が出来なかったので、絵本を読みました。

  • あらいぐまのぼうやは、夜の外に出て、見てみたいものが沢山ある。でもいつも「まんげつのよるまでまちなさい」と言われてしまう。そしてとうとう最後、満月の夜に外に出る。

    単純なストーリーだし、繰り返しも多い。
    読み聞かせの初期段階に適した本だろう。

  • 子どもの頃、母に「読んで」と一番せがんだ本。
    待つことって本当に大切な事。

    (2010.02.23)

  • これは!!!
    かなり好きな一冊となるかもしれない!

    こどものときって、何しちゃいけないとか
    待ってなさい、我慢しなさい
    っていうのがとてももどかしく感じるけど、

    それをあらいぐまのお母さんは
    『まんげつのよるまで待ちなさい』
    の一言でいつも済ませ、

    最後に満月の夜になった時には、
    『〜したいなら、外にいっておいで、
     なんてったって今日は満月の夜だからね!』
    と言ってくれる。
    子供たちにとっても共感のできる一冊だろうな〜。

  • 満月の日って「わくわくする」って友達が言いました。私は雷の日「わくわく」します。
     これはまったくそんな話ではなく、満月まで待つのよとお母さんと約束するんですよね。

  • たぬきのぼうやはママの言いつけ守れるかな?

  • あらいぐまのぼうやは、夜を見たことがない。だから、お母さんあらいぐまに懇願するが、母の答えは「まんげつのよるまでまちなさい」。あきらめずに何度でも願う子どもに、母の答えはいつも一緒。だが、ある日。母の答えは違っていた。子どもの成長を見守る母の愛の物語。

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