まんげつのよるまでまちなさい

  • ペンギン社
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本棚登録 : 374
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892740053

感想・レビュー・書評

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  • 夜を見たいというアライグマの坊やに、お母さんは「満月の夜まで待ちなさい」と言う。夜についての興味が尽きない坊やは、あれこれおかあさんに質問するも、答えはいつも「満月の夜まで待ちなさい」だった。
    その間にも坊やは少しずつ大きくなり、とうとうもう待つことに我慢ができなくなった時、まさに満月の夜が来たのだった。

    「待つ」ことを余儀なくされる子どもは、待つ間にも成長し、その時期が来たときには、子どもの側にも十分な準備ができているものだと示唆される。

  • 良かった

  • 夜の世界が知りたくてたまらないアライグマのぼうやにお母さんアライグマが「まんげつのよるまでまちなさい」と諭します。
    静かなお話ですが、なんだか事には潮時があるよ、と教えてくれているような気がして好きです。

  • あらいぐまのぼうやがおかえさんに
    何かをしたいと言うといつも
    まんげつのよるまでまちなさい
    と言われます。

    言われたとおりに待ちつづけたあらいぐまの
    ぼうや、最後にはまんげつのよるが
    来て、家ではない広い世界へ
    飛び出していきます。

    あとがきのように
    待たなくてはいけない子どもたちも
    時が満ちれば(=月が満ちれば)
    かなえられることがあると
    ふんわりと伝えているのだろうなと
    思いました。

  • アライグマの子が夜の事を知りたがったり起きていたいのを「まんげつのよるまでまちなさい」と言い続け、ついに満月の夜がやってくる。動物達のほのぼのとした世界がやさしい絵で表現されている。

  • あらいぐまのぼうやは、夜の外に出て、見てみたいものが沢山ある。でもいつも「まんげつのよるまでまちなさい」と言われてしまう。そしてとうとう最後、満月の夜に外に出る。

    単純なストーリーだし、繰り返しも多い。
    読み聞かせの初期段階に適した本だろう。

  • 満月の日って「わくわくする」って友達が言いました。私は雷の日「わくわく」します。
     これはまったくそんな話ではなく、満月まで待つのよとお母さんと約束するんですよね。

  • たぬきのぼうやはママの言いつけ守れるかな?

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