五つの傷―心の痛みをとりのぞき本当の自分になるために

  • ハート出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892955419

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにめちゃくちゃ影響を受けた本。
    ある知り合いの人から人間には五つ傷があるといあ話を聞いだことがきっかけだった。

    自分自身、べき思考に縛られ苦しんでいる人を助けたいという思いで活動してきたが、そのべき思考も不正の傷という5つのうちの一つにすぎなかった。
    不正の傷のほかに、拒絶の傷、見捨ての傷、侮辱の傷、裏切りの傷とあるが、どれも自分に思い当たるばかりだった。

    これらの傷は幼少期にできるもので、ほとんどが親との関係によってできたものだと書かれていた。
    誰かに対してイライラしたり、もやもやしたりすることはたまにあったが、そういった感情を抱くのはかつて親に対して抱いた感情と重ねているからだそう。たしかに読み進めながら自分ごととして考えてみると、小さい頃親に対して抱いた負の感情とエピソードの数々がフラッシュバックするように思い出された。

    今産業医としてメンタル不調の人と面談する機会が多く、思い返してみるとこの5つの傷のどれかに当てはまりそうな印象がした。

    その人たちの傷を少しでも癒せるように、リズブルボーさんの他の本を読むことにしよう!

  • 5つの傷、まずは自分自身を知ること、受け入れてあげること、みんな何かの傷を負って、それを受け入れて承認しながら生きていくことを、学んだ1冊。
    複合的な傷もある、自分とは?と、自分自身を深く知るきっかけになる本。

  • 子供や成長期に作られる大きな心の傷を5つに分類し、その傷によってできた仮面、その傷をもつ人の行動や体の特徴、その癒し方を書いた本。

    5つの傷とは、
    ・拒絶による傷
    ・見捨てによる傷
    ・侮辱による傷
    ・裏切りによる傷
    ・不正による傷

    そして、それぞれの傷には自分を守るために仮面が形成される。
    逃避、依存、マゾヒスト、操作、頑固の仮面

    例を挙げると、
    拒絶による傷は「望まれない赤ちゃん」「できてしまった子供」という状況により作られる。
    この傷がある人はものごとを客観的に見ることができない。
    そして、体の特徴としては体の一部の存在感がない。

    こんな風に5つの傷についてそれぞれ解説されています。

    この5つの傷を癒すには成長段階でできた傷を逆にたどる必要がある。
    ①私たちが自分自身である段階
    ②私たち自身でいられずに苦しむ段階
    ③傷の痛みを感じて反抗する段階
    ④あきらめの段階
    この4つの段階を逆にたどり直すことによってのみ完全に癒される。

    自分がされたら嫌な事-裏切り、拒絶、見捨て、侮辱、不当な事を他人に対してした時にそうした自分をありのままに受け入れた時、今度他人が自分にそうした時にその人をありのまま受け入れることができる。

    そして、傷が癒されつつあるのを確かめる方法としては、
    拒絶の傷は、自分を肯定し、自分の存在を主張できるようになれば癒されつつある。誰かに自分の存在を無視されても気分を害することがなくなればだいぶ癒されている。

    見捨てによる傷は、一人でいても居心地よく、他人の関心を引こうとしなくなっていれば癒されつつある。

    侮辱による傷は、他の人より自分を優先して考えられるようになった時だいぶ癒されている。

    裏切りによる傷は、誰かに自分の計画を邪魔されても感情的にならずにすむようになっていれば癒しはだいぶ進んでいる。

    不正による傷は、自分が間違いを犯しても自分を非難したり、怒ったりしなくなったとすれば癒しはだいぶ進んでいる。

    私はこの本を読んでどの傷についても自分に当てはまる所があると思いました。
    ただ、どれもそのまんま当てはまるという事はなく、一部だけという感じだし、体の特徴もどれにもあてはまっていません。
    人の心の傷をたった5つに分類するのは無理があると感じましたが、当てはまる所や受け取れる部分だけを受け取るという形の読書になりました。

  • 読み慣れない傷の総称が出てくるので、
    少し読んでいて頭がこんがらがりますが、、
    とにかく、自分を許す、罪悪感をなくす、自分を愛すると言うことが書かれていました。

    今の自分の思い込みは、受胎した時から7歳までに両親や育ててくれた人による、傷によって作られてしまう。
    でも、それは自分がその両親の間でその傷を克服するために
    選んで生まれてきただけ、
    小さい頃の傷に大人になっても人生を振り回されず、本当の自分を見つけるために、どうすればよいかが書いてあって、読んでよかったです。

    傷のタイプは、5つ
    ・拒絶による逃避する人の仮面
    ・見捨てによる依存する人の仮面
    ・侮辱によるマゾヒストの仮面
    ・裏切りによる操作する人の仮面
    ・不正による頑固な人の仮面

    私は、マゾヒストの仮面と頑固な人の仮面が強いなと思いました。
    色々な例も載っていて、小さい頃の両親との関係を見直すことで、
    色々な思い込みが見えてきました。
    そういえばこういうこともあったな~って、考えながら読んでいたのでなかなか読み進めなかったけれど、面白かったです。

    仮面のタイプによって、体型や性格、掛かり易い病気のタイプなどが記載されていて、知り合いなどを思い出しながら読んでいました。

  • 少なからず傷をもっている。

    傷を癒す人生を選ぶのも
    傷をみない人生を選ぶのも自由。

    正しい生き方なんてなくて
    みんな違う。

    わたしは傷を癒す方法を選び
    癒していこうと思う。

    ある出来事からできる傷は
    人それぞれ違うんだよね。

    受け取り方は本人しか決められない。
    発信する側には受け取り方をきめられない。

    相手を思い、した行動でも
    違う受け取り方をされ、傷つけることもある。

    その傷は本人でしか癒せない。
    発信側も考えて発信して、
    相手がどう受け取ったかを確認していかなくちゃいけないな~

    何度も読みなおしていきたい本。

    からだが物語っている。
    自分の思考回路からの脱却を試みてるわたしにとっては

    自分のからだの特徴から心をよむとゆうのは、わかりやすかった~

    外見はある意味すべてを物語る。
    いくらエラソーなこと並べても実績がなければ意味がないのとおなじかな~

  • 自分はどんな傷(パターン)を持っているかが、分かります。
    このパターンを知っていると、より自分への接し方・ネガティブなエネルギーの手放し方がラクに行えると思います。
    心と向き合うなら、ぜひ手元に置いておきたい1冊。

  • 心の傷が身体へ影響を与えるのはとても理解できるのだけれど、
    著者の書き方なのか翻訳なのか、はたまた私の理解力が薄いからか…根拠が薄い感じがして、私にはとても読みにくく、理解しづらい本でした。

  • 幼少期の心の傷を五つに分類し、その特徴や改善方法について書かれています。心の傷は体の特徴からわかるとありますが、個人的にはかなり当たっていて、当たりすぎて(心理的)抵抗が出るくらいでした。自分の自己成長の道しるべにもなるため、定期的に読み返しています。

  • 解決法って書いてありますか?

  • 装幀/フロッグキングスタジオ

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