- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892959219
感想・レビュー・書評
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11/10読了
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作者は亡母と同じ歳で、父親が満鉄で働いていて、同じように満州から引き上げて来た。母は忘れたいと思っていたのか、歳とってからは当時の苦労話を言わなくなった。
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http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11330173
★2013SIST読書マラソン推薦図書★ -
著者の自伝的小説。
問題にもなったようなのでなんとも書きづらいですが、あくまで著者のいち経験ということで、こういう経験をされた方もいるんだと勉強させていただきました。 -
1945(昭和20)年、敗戦の間際に母、姉とともに当時住んでいた羅南(現在の北朝鮮・咸鏡北道清津市)を脱出、決死の朝鮮半島逃避行を経て、 日本へと引き揚げてきた著者(擁子)自身の体験を綴った自伝的小説です。
この本がボクに教えてくれたことは、当時の朝鮮半島には親日的な朝鮮人と反日的な朝鮮人がいたこと。親日的な朝鮮人は日本人に良くしてくれるが、反日的朝鮮人の中でも特に抗日パルチザンは節操がなく、民間人(日本人)を蹂躙することを全く厭わず、略奪の限りを尽くし、年頃の女性と見るや強姦を試みたということ。そして抗日パルチザンは親日的な同胞に対しても殺戮・略奪を厭わなかったこと。さらに、終戦後、"南側"の民間朝鮮人も日本人女性を隙あらば強姦していたことです。
レイプ狂の反日的な朝鮮人の脅威から身を守るため、擁子(11歳)と姉の好(16 歳)は髪を短く切り、男子の装いで彼ら朝鮮人レイプマンを欺いていました(さらに好は、胸をさらしできつく巻くことで防衛していた)。本書の中で、好は抗日パルチザンから1度、民間朝鮮人から1度の計2度レイプの危機に瀕し、その都度なんとか危機を脱することができましたが、無理やり犯されて泣き叫ぶ他の日本人女性の描写がいくつか綴られています。
ところで、原書は1986 年にアメリカで刊行後、数々の賞を受賞し、アメリカの中学校の教材(副読本)として採択されたと言います。また、著者は1998年のボストン図書館が最も推奨する児童文学者(Literary Lights for Children)に選ばれ、ガンジーやマザー・テレサ、ダライ・ラマも受賞したというピース・アビー(平和のための修道の家)の賞も受賞しているそうです。 -
満鉄に務める父を持ち、朝鮮半島で優雅な生活を送っていた擁子。日本が敗戦したことで、擁子と姉の好、母は祖国日本を目指して朝鮮半島を縦断することに・・・。
朝鮮半島から引き揚げた一般の人の体験談って読んだことがなかったので、新鮮でした。引き揚げの大変さ、引き揚げてからの暮らしの厳しさを知りました。戦争は本当に嫌。
アメリカで学校教材として採用されていて、色々と問題も起こったらしいです。うーん、どう読むかによるんだろうなぁ。 -
教員からのコメント:終戦直前の朝鮮半島からのひきあげのはなしです。
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従軍慰安婦問題がクローズアップされる中で、珍しく朝鮮半島における日本側の戦争体験手記だった。アメリカでは戦争の悲惨さを伝える為に教科書にも載っているらしい。