女ひとりで親を看取る

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著者 : 山口美江
  • ブックマン社 (2008年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893086785

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女ひとりで親を看取るの感想・レビュー・書評

  • 一気に読んでしまった。今、自分も同じ境遇になりつつある。こんなに前を向いて向かい合っていけるだろうか。

  • とても考えさせられる内容でした。父親の病に全力で取り組む様子が痛々しくも、その中でまわり(ペットも含めて)の協力により最期までできることを努められたことに感動を覚えました。ただその影響は本人に特に大きかったのでは思います。介護は突然必要となることが多くあります。またその時点の家族(親戚含めて)に、今までの生活様式を一変させるほどの事であることがよく伝わりました。「今、うちの両親は元気だから大丈夫」と思いがちですが、だからこそ事前に備えることも必要であることを強く感じました。

  • 父は再婚せず、
    私は結婚せず、
    ずっとふたりで暮らしてきた。
    アルツハイマーの父を介護するのは
    私しかいない。
    親の介護など、ずっと先のことだと思っていました。
    まさか、40代の私に関係のあることだなんて父が発病するまでは、想像もしなかったのです。私は10代で母を白血病で亡くし、兄弟もおりません。
    父も、再婚をしませんでした。
    結婚していない私のたったひとりの家族であり、支えとなってくれた人であり、
    仕事をバリバリこなしていた頼りがいのある父が、
    アルツハイマーに冒され、父でなくなっていった日々の記録を、
    ありのまま、本にまとめる決意をしました。

    私と同じような状況の女性が、今、あまりにも多いことに気がついたからです。

    一つ屋根の下に、相談する相手が誰もいない中での、親の介護。
    それは、すべてを自分で決断しなければならないということでもあります。そのときに、私の言葉が少しでも寄り添えたならば、
    こんなに嬉しいことはありません。              ------山口美江

  • おしゃれで、そして厳しかったお父様が
    アルツハイマー型認知症で倒れてからの
    父一人娘一人での介護の様子が書かれています

    「あなたが知っているお父様ではなくなってしまうということは
    つまり人格も変わってしまう場合があるということです」

    ・・・診断の結果を、医師にこう告げられてからの病状の進行は
    家族や周りの人間だけでなく
    お父様自身も恐怖を感じていた様子が書かれていて
    「あれ?」と異変に気付いてからの病状の進行の早さは
    読んでいても怖いくらいに伝わってきます


    介護認定や介護保険、病院の手続きなど
    体験したものにしかわからない実情は
    私の知らなかったことばかりで
    高齢による物忘れと、病気による記憶の損失の違いさえも
    私はこの本を読むまで理解していませんでした


    重いテーマですが
    著者の言葉で書かれているのでとても読みやすく
    この本を読んで アルツハイマーという病気を少しでも理解し
    知っている人が増えればいいな、と思います

  • アルツハイマー患者を介護するのは本当に命がけだ。
    ここに書かれている苦労は氷山の一角に過ぎないと思う。

  • アルツハイマーの症状が次々と現れる父親。その状態に合わせて父を介護する娘。生活をかき回されながらも、父の尊厳を守りながら自分をも見失わない娘の態度に敬意を表します。それにしても親族ってややこしい。

  • 16歳で母親をなくしてから30年間、再婚もせず娘と二人暮らしの父親がアルツハイマーに犯され亡くなるまでの闘病記だ。娘の弁当から家の金銭管理まで全てをやってくれていたダンディな父親が、ある日からだんだんにおかしくなる、娘に結婚を申し込むなど、アルツハイマーの進展は急速に進む。警察のやっかいになるような徘徊の後、入院。仕事もしながら栄養失調になるほどに父親の看病に尽くす娘の姿は壮絶。伯父一家や近隣の方々の助けもなく孤独な介護だったらと思うとぞっとする。これから1人暮らしが増える。そのときアルツハイマーになって人格崩壊していくのは、患者本人もきついことだ。

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