- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893087607
感想・レビュー・書評
-
Twitterを中心に作者・読み手が一緒になって盛り上がった「商業的にNG(ダメ)なBL」アンソロジー。 内容は確かにニッチなものばかりだが、BLの萌え細分化を考えれば充分「アリ」な内容だと思う。むしろ、「大衆的に萌える/萌えない」だけを追求した薄っぺらいものよりも、作者の情熱が伝わってくる分非常に「面白い」作品集に仕上がっている。あとがきにて暴露されている「何故ダメだったのか?」を読む限り、BLとは保守的なシーンなのだと実感せざるを得ない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人的には全作品「何がダメなのか」分からないけど、商業的にダメな理由を読むとそれなりに理解できる。理解はできるけど、でもあまり納得はいかない。書きたいもの書きたいなら同人誌でやってね、ってことなんだろう。
商業作家は「書きたいもの」だけでなく「読まれるもの」もちゃんと追究しなければならないんだという面が垣間見える、そういう点でも面白いアンソロジー。
これを読むと、BLという世界は意外にも(それともやはり?)保守的なんだと思わされるけど、世の中そんなに王道好きな人が圧倒的多数なの?と私自身は思ってしまう。受は受らしく、攻受絶対固定、登場人物は共感しやすい日本人で、死にネタなんて言語道断!っていうのは、ともすればあまりにも定型化し過ぎていて、かえって創作の幅を極端に狭めているように思えてならないわけだけど、それでもそれが「商業」という枠だというなら、世の中それを求めている人が多くいる、ということなんだろうか。本当に?
たとえどんな設定でも、それが作品として、一つの読み物として完成していて面白ければ、読者は必ずいると思うんだけどなぁ。それに、そういった作品を書き上げてみせる作者の技量、みたいなのにも、今後のBL世界に期待してみたいところ。既に意欲的な作品を描く作家さんもみえるわけだし。 -
様々な理由からダメ〜になったキモイ妄想を具現化しちゃった&集めちゃったアンソロジーです。
ショタの私には中々年齢層の高いキツイBLが揃っておりました。
私はモチメ子さん目当てで買ったんですが、モチメ子さん、何がダメなんでしょうか?コミックスになってるBLと何が違うのかわかりません。
全体通して表紙にもなってる足フェチさんと美脚くんのBLが一番面白かったです。ぶっ飛んでる度も半端なかった。これはダメだろ(笑)にふさわしい。いや、面白いんだけどね。
あとちゃんと目次を見なかった私のアレなんですが、ヨネダコウさんもいてちょっと得した気分でした。
ヨネダさんが最後に言ってたネタはぜひに具現化を願ってやみません。 -
んー。
基本BLにダメな設定は無いと思ってるので、そこまでダメな感じはしなかったな。
-
おもしろいかもと思ったけど私けっこう普通だったみたいで、ちょっとわかんないですっての多かったな。
雑誌とか短編集なんかにひとつくらいこういうの混じっててもいいと思うけどね。 -
発売当初から気になっていた一冊。
BLにおいて「ダメ」とはなんだッ!!と、結構何でも許しているのに駄目な作品なんてあるわけないと思い、購入。
「ダメ」と表記されているのにそこまで駄目なものはなかったように感じました。ということで、出版社の喧嘩に勝った気分です♪
特に、ハイヒールの作品はツボ。よいです。 -
ダメじゃない!ちっともダメじゃないです!!
じじぃBLなんてもうグッときちゃったじゃないですか!!ロボットBLだって萌えましたよ?ワタシ。
王道も大事だけれどちゃんとベースがある外道(ダメBL)もきちんと萌えられると実証されたんじゃないかしら?w -
「なぜ、これがダメ判定だったのか?」ということを考えながら読むとかなり楽しい。ムエタイと、古代の話が良かった。
-
アニメイトで見つけて
『これは私のための本では!?』と思い即座にレジへ。
大好きな作家様達が集まりマニアックな所を突き萌えになるのはさすがだなと思う。
すてき過ぎる!!