「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?

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著者 : 長尾和宏
  • ブックマン社 (2012年7月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893087775

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「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?の感想・レビュー・書評

  • 本日、お問い合わせのあったもの。見つけられなくてガッカリしていたら、お客さんが自力で見つけ出してくれました。あぁ、恥ずかしい…。

  • 死は原因に限らず家族の病。
    二年前の本だが、在宅医の考えと病院勤務医の考えの隔たりに愕然とした。
    今でも全く著者の考えは病院の常識からかけ離れている。
    しかし、言わんとするところは多くの人の共感を得られるだろう。
    腹水が貯まったら飲み食いさせるな、何もなければ腹水を使う、は目からウロコ。
    父が他界した5年前に出会いたかった。

  • 軽い文体でとても読みやすかった。

    現時点の日本では平穏死は基本的に不可能、という認識が重要。
    「延命治療は拒否してやるぞ〜」などとなんとな〜く考えているだけでは病院で死ぬことになる。
    延命治療を受けないために出来ることを全てやっておく!くらいの覚悟がなければ平穏死は出来ない。

    以前に立花隆の「臨死体験」という本を読んで、死が怖いものだとあまり思わなくなった。
    (死について考えてみたい方にはお勧めの本です。)
    将来必ず誰にでも訪れる死について口に出すことが不謹慎だとか、縁起でもないだとか、タブーだとかいう考え方が、私には薄い。
    もう少し年を取ったら親と延命治療について話しておきたいと思っている。
    しかし自分や家族の死が身近に無い今は平穏死がいいと思えるが、やはり実際に家族の死が間近に迫ると、そう簡単に割り切れないのかもしれない。
    胃瘻を拒否し日々痩せ細っていく家族を、落ち着いて見守って行くことが出来るだろうか?

    認知症終末期の父親の胃瘻処置について決断することが出来ず、「私は手を汚したくありません。先生が決めてください」と言い放った息子のエピソードには驚いた。
    父親が死んだ時、医師が「手を汚した」結果だとでも言うのだろうか?理解できない人が世の中にはいるものだ。

    著者のお医者さんはとても良い人だと思う。
    しかしどうしても「私の看取りに皆さん大満足されてます!」という自画自賛になってしまうので(仕方ないことだし、全然嫌味のない内容ですが)、在宅で看取りをされたご遺族の体験談をまとめた本があると良いと思いました。

  • 超高齢化社会といわれる現代日本。これは多死社会になったともいえる。人間である以上「死」は免れないものであり、平等にいつかは訪れる。若いときにははるか先のことのように思えても、歳と共にそれは身近なものになり、自分の終末は、また家族の終末はいかなるものかを考えることも多々ある。今まで社会全体が目を背けていたとも言えることだが、そろそろ真剣に考えなくてはならない時期なのかもしれない。
    この本は2年前に書かれたものだが、その短い2年の間でも社会全体の死生観、エンディングに関する考え方が変わってきているように思う。長尾氏はこの本で無理な延命をせず、クオリティオブライフを大切に、出来れば自宅での終末を勧める訪問医である。昔は自宅で終末を迎えることが多かったが、高度医療の発達と共にいつしか病院で迎えることが当たり前になり、逆にそれが無理は延命治療にもつながっている部分もある。長尾氏はそれをもう一度、自然な安らかな最期を迎えるような医療体制にもっていきたいとしている医師である。
    いろいろ知らなかったこと、この2年で割と当たり前に受け入れられるようになっていること等勉強になった。少し前までのように病気になれば医師に治療を「丸投げ」するような患者ではいけないということも感じる。医師のインフォームドコンセントを通し、アドバイスや自身で知識を得、自分の体の事は自分で最終的に決断しなくてはならないのだろう。
    少なくとも自分が終末期どうしてほしいのかは健康なうちに明らかにしておかなくてはならないことだと感じた。

  • 町医者が語る「平穏死」。
    著者が20年にわたって行った看取りの実体験。
    看取りの本は多々あるが、「在宅死」がどういうものか、リアルにわかる。
    私は現在41歳、もし平均寿命を生きられたら、時代は「在宅死」が増えているのではないだろうか。
    頭がしゃっきりしているときに、こういう本を読んでよかった。
    もちろん、60歳や70歳からでも遅くない。
    現実に起こる「寝たきり」について、知っておく必要があると実感した。
    ただし、ここに書かれているのは、幸せな明るい「在宅死」だ。
    「在宅看護」はもっと悲惨なものかと思っていたので、少々面食らった。
    本書の中では、虐待につても、さらっと書かれている。
    著書は正直な方だと感じます。
    お人柄もあわせて、5つ星にしました。

  • 自分の死、大事な人の死について考えておくのはとても大切なことだ。
    ついつい後回しにしがちだけど、きちんと話し合ったり考えたりしなくてはならないと改めて思った。

  • 人が死ぬときの過程がわかる。
    そういえば、これまで、人がどのように死ぬか、を具体的には知らなかった。
    これを知らずに、自分がどう死ぬか、を考えることはむずかしいと思う。

  • 本当に 自宅で 眠るように逝きたいと思う。病院では 逝きたくない。

  • 死は誰にでも訪れるものであり、自分にとっての最良の最期をよく考えておきたいと思った。
    胃ろうや経鼻胃管による延命措置、半分諦めながらの肋骨骨折を伴う心臓マッサージ、吐血と輸血の繰り返しなど自分の場合にはやめてもらいたい。
    安楽死は法で禁じられていても、平穏死、自然死、尊厳死という選択はできるはずだ。
    老衰が一番いいのだろうが、それが難しいのなら、せめて在宅療養や口からの食事摂取だけでも叶えられたらと願う。

  • 義父の癌闘病、病院での様子を見ていて思っていた疑問がこの本で、説明されていて、とても為になりました。
    義父を看取った義母の『自分への延命治療はいらない』という言葉の重みを感じています。そして、自分も今から”Living Will” 生前意志を書き留めて、家族に伝えておかなければと思いました。

  • 今時の私たちに死は遠い存在で見ないし、考えない。でもラストのイメージを共有する事はきっと安らかな老いへとつながっていく。人生後半を意識したら是非読みたい一冊。
    8割の人が老衰や認知症の終末期での延命治療を希望していないにも関わらず、現実は8割の患者さんに何らかの延命治療がされているとのこと。
    自然死を待つ人でも緊急時には家族は思わず救急車を呼んでしまうだろう。それが正しいか否かではなく、そうすることが皮肉にも自然死させない状況をつくってしまう。それを心得ておかなければならないのを今さらのように気付き、在宅医療の大切さを感じたのであった。

  • 医師にとって「やらない」「さわらない」分野である在宅でのみとり。往診でそれにこたえる医師。

    延命治療に入ってしまうと中断するのは難しい。しかし、今日まで普通に生活していた人がもちをのどに詰まらせたり、誤嚥性肺炎を起こすことでいやおうもなく、救命⇒延命治療へ。

    私もできるなら平穏死を選びたいが実際に頭の中でシュミュレーションをしてみると…難しいかもしれない。

  • この本を読んだきっかけは、
    病院のお見舞いで延命処置を受けている方を見かけたことです。
    体も顔も動かせず、管と機械につながれて生存を保っておられましたが、
    その表情は苦痛と悲しみに満ちておられるように見えたのです。
    大変衝撃を受けました。
    なぜ?もう治る見込みもないのに、いたずらに苦しみを延ばされている、
    何のために、誰のためにこんな処置が行われているのか?
    可哀想だね…帰り道、家族全員がその話題で話し合いました。
    直後に、医療関連サイトで著者の長尾医師のインタビューを読み、
    この本を求めました。
    なぜあのような状況がたくさん病院で見られるのか、
    その理由と、現在の状況下でそうならないためにはどうしたらいいか、
    がこの本には書いてあります。
    平穏死とは、望まない延命処置(その大半は苦痛を伴う)
    をせずに最期を迎えること。
    本当に読んで良かったと思います。

  • 途中:
    経過にも触れずに、不運な例を挙げるのみ。結果論ばかりで経過を丸無視。非常に視野が狭い。一方的にがん専門医を否定するために書かれたような本。彼の中では、がん専門医は在宅医療にも静かな看取りにも興味がないことになっているらしい。否定すればいかにも優位に見えるものだが、建設的な家庭医の在り方などは一切記載がなく、それは単に見せかけだとわかる。

    この人、大学病院や大病院の医療が17年前のままだと思ってるのかな?話題になったインフォームドコンセントの現状も知らないんじゃないかな?

    対話や理解が不足していたのは事実だけれど、それを即、担当医の無知に結びつけるのは早計。何より、患者の経過を追わなければ判断はできない。

    大学病院の教授の「末期のがん患者さんはどんな風に亡くなっていくの?」は、無治療の・とか、在宅医療での・って枕言葉があるはず。だって在宅医療専門医に聞いてるんだもん。それをがん死を看取ってないとするのはこの人の偏見のせい。全体的に一方的な見解ばかりで、実際にその教授の体験を聞いたとか、がん専門医に聞き取ったといった記載はない。

    批判ばかりだけど、がん専門医と在宅診療医とは連携を取るべきもの。
    この人はもう少し、がん専門医の実態を知るべきではないだろうか。

    もうひとつ。
    餅を喉につまらせたら、とりあえず掃除機で吸え。救急車云々より前に、この位の助言はして欲しい。

  • 医師の石飛幸三先生の提唱する「平穏死」について、在宅医療に従事している長尾和宏先生の著書。

    【10の条件】
    1.平穏死できない現実を知ろう
    2.看取りの実績がある在宅医を探そう
    3.勇気を出して葬儀屋さんと話してみよう
    4.平穏死させてくれる施設を選ぼう
    5.年金が多い人こそ、リビングウィルを表明しよう
    6.転倒→骨折→寝たきりを予防しよう
    7.救急車を呼ぶ意味を考えよう
    8.脱水は友。胸水・腹水は安易に抜いてはいけない
    9.24時間ルールを誤解するな
      自宅で死んでも警察沙汰にはならない
    10.緩和医療の恩恵にあずかろう

  • この本で何度も書かれている「日本尊厳死協会」
    うちの母は会員でありながら、本人の意思でなく胃ろうを作り、現在寝たきりである。
    この本の内容を7年前に知っていたら・・・と悔やむ気持ちでいっぱいである。

  • 自称「普通の町医者」が、現代において、家で最期を迎えることがいかに難しいかを説明する本。ピンピンコロリを目指して元気に生きていたお年寄りが、軽度の不具合(転倒によるケガ等)をキッカケに病院でチューブに繋がれてしまい、急速に痴呆が進行し、植物人間になって無意味な延命治療の餌食になっているという。そして、ある程度高齢になって、あくまでも家で死にたいのなら、絶対に救急車を呼んではいけないし、家族にもその旨を徹底しておくべきだと説く。救急車を呼んで、いったん「処置」がとられてしまったら、家族がどれだけ懇願しても、医師が植物状態を解除することはない(それをやると、医師が「殺人罪」で捕まってしまう)。また、終末期には、麻薬を使った緩和医療を積極的に活用することを薦めている。
    何だかおかしな世の中になっているなぁと思いつつ、自分がどのように死にたいのか、「死生観」をハッキリさせておく必要があると感じる。痛いのと苦しいのは絶対に嫌だけど、治るんなら治してほしいし…。(←こういうのが、一番苦しむことになるような気がする)

  • 閲覧室  498||ナガ

  • お昼のワイドショーで長尾医師のことを知った。

    日ごろ夫婦で話し合っている「最期」

    義父はまさに「平穏死」を希望し、
    家族に見守られて、静かに「最期」を迎えた。

    この本、是非、読みたい。

  • 買って読んでいる医師がほとんどいないと仰るので,買って読んでみました。

  • 実家で親が読んでいた本を、つまみ「読み」。

    自分らしく人生の最後を迎えるために、著者が医者として
    患者に何をしてあげるべきかを、これまでの体験をもとに
    語ったもの。
    医者にとって死=負けという固定概念からの脱皮を訴えて
    います。そこに、Quality Of Lifeを充実して欲しい、という
    患者への温もりを感じました。

    延命治療を断る、自宅で最期を迎える。本人以上に、家族
    の判断は難しいものです。覚悟と負担は、相当なもの。
    死を考える、とは、まさに、いかに生きるかを考えること
    ですね。

  • 普段ブログを読んでいるが、ブログに比べるとかしこまった印象。「熱さ」には物足りなさを感じたが、著者の考えを系統的に知ることができたのは良かった。著者がやや敵視している病院のお医者さんがこれを読んでどう感じるか、訊いてみたいものだと思う。

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「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?の作品紹介

なぜ、病院よりも在宅の方が穏やかに死ねるのか?500人を在宅で看取った町医者だから言える、満足いく死の準備。

「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?はこんな本です

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