人はなぜ、同じ間違いをくり返すのか (知と学びのシリーズ)

著者 :
  • ブックマン社
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本棚登録 : 89
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893088222

作品紹介・あらすじ

「またやってしまった…」と落ち込んでいませんか?その失敗を成功の「糧」にするための「間違い学」のすすめ。7つの思考タイプからわかる「間違い」の特徴とは?どんな人が、どんな間違いを犯しやすいかを知れば、つきあい方や対処のしかたが、たちまちわかる!

感想・レビュー・書評

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  • 間違いは、本当にわかるための大きなチャンス。よく観察し、考える事の大切さを伝える本。

  • ・間違いとはいくつかの選択肢があって自主的に選べる場合に、そこで最適解でないものを選ぶことである
    ・間違いには7つの思考のタイプがある(落雷型、猫のお化粧型、めだかの学校型、這ってもクロマメガタ、馬耳東風型、お殿様型、即物志向型)
    ・反省は行動

  • 【新着図書ピックアップ!】今までに間違ったことがない人はいないでしょう?
    間違った時、間違いをしてしまった後、どうしたらいいのか、という事が分かりやすく書いてある本です。
    著者は以前、本学の教授だった数学者。79ページにもICUの事が書かれています。

  • 野崎先生の数学の啓蒙書は追いかけやすいのでいつも買って読む。今回は、新聞広告を見て、どうしてまたこんなテーマの本を書かれたのかと思って、書店で探した。調べたら、ビジネス書の棚にあった。ふだんほとんど目にしない場所だ。立ち読みで済まそうか、どうしようかと迷ったが購入した。いくつか役立つ部分はあった。例1)掛け算の順序について。皿が3枚あって、それぞれの皿には4個のリンゴがのっている。全部で何個か? 4×3=12個。当然、私などもそう教える。しかし、3×4とした生徒をバツにするかどうか。3枚のさらにまず1個ずつリンゴをおく。この作業を4回繰り返す。これならば、3×4でも正解。そんなこと考えて計算している小学3年生とかはいないでしょうが。例2)テストで4択問題などがあったとき、選択肢の中にありえない答えを1つ入れて、それを選んだ生徒は減点する。そのことをあらかじめ伝えるかどうか。伝えれば生徒は注意深く問題を読むだろうが、伝えなければ生徒の注意深さを確認することもできる。例3)エフロンが思いついたという3つのサイコロの問題。これは授業で使える。本書で伝えたいことのすべては「間違えなければ、本当にはわからない」という山口昌哉先生のことばだろう。間違ったときこそ、チャンス、なぜ間違ったかをよく考えること。それにつきる。間違いを放っておかないこと。しかし、間違うにもほどがある。トンネルとえんとつを間違うとは。穴が開いているということと4文字ということは同じだけれど。私自身の反省。偏差値ばかり気にする生徒を作っていないか。もっと、なぜ間違ったかにこだわるべきではないか。逆に自信を持ったこと。すぐに答えを教えない。粘り強く考えさせる。生徒が何と言おうと、今まで通り行こう。

  • なぜ間違いを繰り返すのかというタイトルほど、間違いを防げる本じゃない。間違いから学ぶべきという主張と、間違うくせを著者なりに分類して解説しているが、、、

    その分類は、どうだろう?

    (1)落雷型
    (2)猫のお化粧型
    (3)めだかの学校型
    (4)這っても黒豆型
    (5)馬耳東風型
    (6)お殿さま型
    (7)即物思考型

  • 新聞広告で。

    ケアレスミスを防ぐ方法が見つかると期待して読んだが、間違える理由だけで、解決策は見当たらなかった。

  • 言っていることはよくわかる。失敗しないと進歩はしないし、新しいことはできないわけで。

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著者プロフィール

野崎昭弘

一九三六年(昭和一一年)、神奈川県生まれ。五九年、東京大学理学部数学科卒業。六一年、東京大学大学院修士課程修了。東京大学助手、山梨大学教授(計算機械学科)、国際基督教大学教授(理学科)、大妻女子大学教授(社会情報学部)、サイバー大学IT総合学部教授を歴任。現在,大妻女子大学名誉教授。専攻、情報数学。著書に『電子計算機と数学』(ダイヤモンド社)、『πの話』(岩波書店)、『とらんぷ』(ダイヤモンド社)、『計算数学セミナー』(日本評論社)、『詭弁論理学』『逆接論理学』(中公新書)、『計算機数学』(共立出版)、『数学的センス』(日本評論社)、『トランプひとり遊び』(朝日新聞社)、『はじまりの数学』(ちくまプリマー新書)ほか。

「2021年 『まるさんかく論理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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