劇作ワークブック―戯曲の書き方を学ぶ13のレッスン

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制作 : Jean‐Claude van Itallie  松田 弘子 
  • 日本劇作家協会 (2004年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893093172

劇作ワークブック―戯曲の書き方を学ぶ13のレッスンの感想・レビュー・書評

  • いろんな実習が載ってます。

  • 3つの要素「だれ」「どこ」「何」

    「だれ」
    中くらいの距離の人物 作者と近すぎると感情的になりすぎる
    好ましい点と好ましくない点と両方入れること 複雑さと人間らしさ
    そのシーンなり戯曲なりが劇的であるためには、登場人物がコンフリクトに直面して
    いなければならない

    観客が興味を持てるのは、作家が選んだコンフリクトが具体的で、作家自身が個人的に興味を持てる場合(その登場人物にふさわしいというだけではダメ)

    「どこ」

    「なに」
    作家が抱く全体的な感情のイメージ。夢で得たイメージを、起きている時も心の中に背景のように持ち続ける。そのイメージを分析せず、ただ、よく観察すること。理詰めで到達するテーマではない。「なに」のイメージには、書き手の興味をそそるもの、あるいは、何らかの謎がなければならない。
    複数の人物が集まると、すぐに独自の関係性の世界が生まれる。「怒っている」「愛想がいい」など、登場人物の気分をあらかじめ決めないこと。そうではなくて、答えを探し出そうという気持ちで登場人物を観察し、彼らの間で展開する関係性のニュアンスを、見えるもの、聞こえる音、におい、手触り、味として捉えていくのである。無理矢理関係性を変えようとしてはいけない。自然に変わっていくのにまかせること。

    ベケット
    なに:呼吸すること、あきらめないこと

    登場人物に、自分の人生について一般論的なことを言わせないこと。ダイアローグを書く場合、観客の興味をつなぎとめておくためには、一般論は、具体的なこと50に対して1つが限度。登場人物は、絶対に「なに」について話し合わない(話し合うと「なに」の力が分散してしまう)

    ハロルド・ピンター
    なに:ある種の恐怖、相手に消されるのを恐れること

    感情は、モノローグの中で解き放たれる。そこまで押さえつけられたことによって、ことさら力強く雄弁に、ほとばしり出る

    イヨネスコ
    なに:不条理となるまで押し進める
    周囲の様子が不条理になっていくにも関わらず、登場人物は因習的な言動をかたくなに守っているか?

    ブレヒト
    なに:他人を食いものにする、人が人を利用するさまを見よ
    異化効果
    歌をつくる方法
    「会話のスケッチ」の一節を何度も繰り返す。リズミカルな繰り返しから簡単なメロディが感じ取れたら、歌詞とメロディをそれに足していく

    チェーホフ
    なに:家庭、安住の地(同時にその逆の家庭がない、安住しないという意味も示唆している)

    批評と創造を同時に行うと、停滞が起こってしまう。書く作業(創造的な、右脳の仕事)が終わったら、そこではじめて、推敲(論理的な、左脳の仕事)を始めること。その後、やりたければ、書き直したり書き起こしたりしてかまわない。劇作では、論理的な脳と直感的な脳は、同時にではなく交互に使う

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