ピアノはっぴょうかい

  • 143人登録
  • 3.71評価
    • (13)
    • (11)
    • (22)
    • (1)
    • (1)
  • 23レビュー
  • ブロンズ新社 (2012年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095411

ピアノはっぴょうかいの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 読み聞かせの講座に参加していた頃、繰り返し言われたのが「まずはじめに絵だけ見なさい」ということだった。
    この作品を読んで、久々にその頃の新鮮味を味わった。
    C・V・オールズバーグに影響されたという「みやこしあきこさん」の絵は、挿絵などというより絵画の域。
    想像力の世界なのに、その立体の表現といいモノクロの対比といい舞台の空間といい、圧倒的な臨場感がある。
    隅々まで何度も見ては、どれほど手がかかっただろうと考え、絵本作成の苦労と楽しさとを思い巡らし、2度3度と楽しませてもらった。

    初めてのピアノ発表会。
    舞台の袖で出番を待つももちゃんの胸の高まりに呼応して、絶妙のタイミングで現れる小さなねずみ。
    実はこの瞬間から、物語の中で演奏は始まっているのだ。
    ももちゃんが目にしたものは、ねずみさんたちの発表会。
    その躍動と興奮と歓喜とが、確かな描写力から生き生きと伝わってくる。
    でも途中で、ちょっと心配にもなってくる。
    ねずみさんの発表会が思ったよりも長いのだ。
    「ももちゃん、自分の発表には間に合うのかな・・」
    かすかな不安が払拭されるのはこの後。
    ねずみさんと一緒に楽しく弾き始めたときに、ももちゃんのピアノ発表も終わっている。
    なんと不思議で見事なマジックショー。
    くらっと眩暈がするような鮮やかな幕引きだ。
    始めは不安でいっぱいだったももちゃんの顔が、舞台の上で素敵な笑顔になっている。
    そのゆるやかにドレープのかかった、赤いドレスの綺麗なこと。

    ピアノを習っている少年・少女たちに、ぜひ読んであげたい。
    いえ、ピアノとは無縁でも、この絵画の美しさにオルグされてみませんか。
    約8分。年長さんくらいから。

  • こちらも去年のイラストレーションの絵本特集でメイキングが掲載されていた。わぁ出版されたら、よみたいなぁと思いつつ、うっかり今年4月に出てたのを見逃していた。
    何冊にもおよぶダミー本や、構成をねった紙をみて、絵本づくりの楽しさと大変さを感じてドキドキワクワクしてた。

    そういう視点でみちゃってるので、ファンタジーに入りこむ前に、構成が気になっちゃった。流して読むとところどころ、ん?って、つっかえる感覚があった。こんな私、残念だ。
    素直にねずみに招かれて物語に入りこみたかったな。物語のレビューじゃなくてすみません。

    みやこしさんの作品をみるきっかけは、ニッサンのコンペ出身者ということだった。登竜門的なコンペだけど、二作目以降に続く作家さんをあまり知らなかったので、活躍がとても興味深かった。ちなみに土井さんのワークショップ出身でもある。
    デビュー作ではないけれど「もりのおくのおちゃかいへ」が私は好き。これは冬に読み返して記録しておきたい。ちゃんと物語のレビューを。

  • ねずみたちの ステキな ステージをみた ももちゃん、上手に ピアノ、弾けたかな!?

  • 白と、黒と、赤が基調の絵ながらとても美しい。ねずみたちのところへたどり着いた時の見開きは圧巻ではっと声が漏れた。

  • 今日はピアノ発表会の日、ももちゃんは自分の出番を待つ間、とても緊張しています。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と心の中で繰り返していると、どこかからか同じ言葉が聞こえてきて…。ももちゃんのピアノ発表会は成功するのでしょうか。赤と黒の色使いが素敵な絵本です。

  • まさにみやこしさんの世界観。異世界が似合う。

  • ピアノの発表会、緊張するよね。小さかったあの頃を思い出しました。
    始まる前のももちゃんの表情と弾き終わった後のももちゃんの表情の変化がいいね。

  • 自分のピアノの発表会ときのことを思い出しました。ももちゃん、かわいい!
    白黒の中に、ももちゃんの赤いドレスがよく栄えていて、とても素敵でした。

  • [江戸川区図書館]

    「オリビア」
    http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4751519867
    などを彷彿とさせる、赤が印象的な絵本。

    5歳の息子は今年からピアノを始めているので少しでも刺激になればと思ったけれど、どちらかというと不思議の国のアリスというか、発表会の出番待ちの間に経験した不思議なネズミの世界でのお話だったので、その点だけはややイマイチだった。

    みやこしあきこさんの本としては「たいふうがくる」
    http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/477640379X
    「のはらのおへや」
    http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4591125319
    などを既に読んでいたみたい&全て今回のようにある色調のみを使用(強調)した、基本は黒と白による画調。
    ちょうど「もりのおくのおちゃかいへ」
    http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4033319107
    を読みたかったみたいなので、再度みやこしさんの本をまとめて借りてきてみようかな。

  • 2013年10月6日

    装丁/坂川朱音(坂川事務所)

全23件中 1 - 10件を表示

みやこしあきこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
蜂飼 耳
酒井 駒子
ヨシタケシンスケ
マージェリィ・W...
ユージーン トリ...
マージェリー カ...
モーリス・センダ...
加藤 休ミ
中村 牧江
ジョン・クラッセ...
岡田 よしたか
くすのき しげの...
有効な右矢印 無効な右矢印

ピアノはっぴょうかいを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ピアノはっぴょうかいを本棚に「積読」で登録しているひと

ピアノはっぴょうかいの作品紹介

ももちゃんの、はじめてのピアノはっぴょうかいの日。舞台のそでで出番を待っていると、「わたしたちも、はっぴょうかいしているの。みにおいでよ!」とこねずみが話しかけました。ちいさなドアの向こうで、ねずみたちが楽しそうにはっぴょうかいをしています。

ツイートする