ゆきがふる

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著者 : 蜂飼耳
制作 : 牧野 千穂 
  • ブロンズ新社 (2013年10月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095749

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ゆきがふるの感想・レビュー・書評

  • 新聞の書評でたいそう評価が高かったので読んでみた。
    が、「これでいいの?」という何とも言えない後味に、正直戸惑っている。
    「うきわねこ」がとても良かったので、同じ作者さんと挿絵画家さんのコラボにということで、こちらが勝手に期待しすぎたのかな。

    絵は、非常に美しい。それは丹念に描きこまれている。
    幾重にも塗り重ねられた淡いグレーの雪の場面が、まるでファンタジーのようだ。
    ただ、ストーリーの訴求力が弱すぎて、一体何を目指して書かれたものなのかが判然としない。
    ファンタジーだとしたら、雪の妖精はムーミンに出てくる「モラン」そっくりだし、
    もういないお父さんの貴重な思い出ともいえるおもちゃと、雪とを交換するというのも何だか納得がいかないし、
    それほどまでに雪を希求したのは、病気の妹に見せたいためだという部分では軽く気持ちを揺さぶられたのだが・・
    その妹の病気というのが、ちょっと風邪をひいた程度で、しかももう治っているし、
    いえいえそれよりも、この子たちの家は裕福過ぎる!
    困った困った。私が現実的過ぎるのだろうか。
    絵と文章とストーリーとが混然一体となってこちらの心に残る作品というのは、そうあるものではないのだなと、再認識することになった。

    子供向けの読み聞かせには、アウトだが、大人が「綺麗ねぇ」と眺める分には良いかもしれない。

  • 蜂飼さん&牧野さんコンビ絵本第2弾。前回はうきわだったから夏のお話、今回は冬。
    「まっしろなてのひらで せかいをやさしくつつみこむ」雪。雪の日にだけ現れる道の先にある、ふわふわこらりの家。灰色の雲を連れたゆきぐも。だいじなおもちゃと引き換えに、熱を出した妹のために窓辺で雪を降らせてもらうぼく。今はいないお父さんがくれた大事な赤い車のおもちゃ。
    うさぎのおうちが裕福すぎる気もしたけれど、雪の世界観が素晴らしく、絵もこれ以上想像が拡げることができないほど(笑)素敵。アングルがなんともいえません。
    返ってこないおもちゃ、シビアさと父不在の寂しさを包み込むように、ゆきがふる。ゆきがふる。

  • うさぎの絵がとにかく可愛い。登場人物もみんな素敵。妹思いの優しいお兄ちゃんうさぎ。
    雪の日だけにあらわれるふわふわころり。真っ白で綺麗な顔のゆきぐも。

    お兄ちゃんうさぎは病気の妹のためにゆきぐもにあるお願いをする。
    ゆきぐもは大事なおもちゃと交換にそれを承諾した。
    ゆきぐもとふわふわころりの踊るシーンは圧巻。

    牧野さんの絵が素晴らしい。白い雪の中で映える赤や青や緑。
    独特の深みのある絵が物語の世界へとさらに私を導いてくれる。
    冬になったらもう一度読みたい。それまでに購入しよう。

  • おとうさんのくだりがちょっと悲しかった。

  • 優しいうさぎのお兄ちゃん。
    妹のためにとった、小さくて大きな選択とは?
    優しくてほんの少しだけ寂しい、雪の日の物語です。

    大切な人と本屋で一冊ずつ買った
    特別な作品です。


    **

    雪の日の、非日常感。
    わくわくして、どきどきして、少し寂しくて。
    私も何か特別なことが起こるんじゃないかって、
    いつも浮き足立っていました。

    この絵本は、その感覚を思い出させてくれました。
    あぁ。私はいつから雪にわくわくできなくなってたんだろう。
    この本を読むたびに、また雪が好きになれるといいな。

  • ゆきを降らせる「ゆきぐも」や、大男(?)の「ふわふわころり」のネーミングやルックスが可愛い!
    お話も可愛らしいけらど少し影もあって、大人も楽しめる絵本でした。今冬のギフト絵本におすすめ。

  • [墨田区図書館]

    しんしんと積もる雪の中、表紙絵からも伺い知れる、少し怖いような?静かな話が展開されていた。

    話に出てくる雪のおばけ?とお兄ちゃんの取引。話の中では説明されないけれども、恐らく亡くなったと思われるお父さんとの想い出の一番大事なおもちゃを、病気の妹を思うお兄ちゃんが代償として差し出す。二人のやりとりからその流れはわかるけれども、その代償や取引的な感覚が子どもに理解出来るのか?出来たのか?読む前、読んだ後と少し気になったが、あまり細かい追及はやめておいた。

    短く、簡単な絵本だけれども、少し含みをもたせた、その気になればその後ろにある背景とその気持ちにまで意識が行くような、ある種大人向けの話かも。

  • とても静かな絵本。雪が降っている時の音が消えるかんじがすごく良く表現されている。

    ゆきぐもが降らせた雪が、どんどんどんどん積もっていく様子が美しい。

    うさぎ達のお父さんはどこへ行ってしまったのだろう。

  • 絵がきれい。
    でもものがなしい。
    どこかみたされない。

  • 978-4-89309-574-9 32p 2013・10・25 初版1刷

  • 装丁/坂川栄治+永井亜矢子
    本文組/伊藤紗欧里

  • ものすごくきれいで、かわいいのですが、なんだかちょっと寂しく悲しい雰囲気が漂ってました。

    降ってくる雪がとにかくきれい。
    そして、文のリズムが心地よかったです。

  • 読み終わった直後、何故か号泣していた。

    とても温かい物語で、なのに一抹の切なさを感じて、それらがふわふわと自分の中に入って来て、一瞬にして自分のお気に入り絵本の上位に舞い上がった。

    まるで一篇の詩を読むような物語。
    優しいパステル画。
    登場キャラクターの全てが愛らしく、愛おしい。
    雪のお菓子を持って座っている絵がお気に入り。

    本当にいい絵本に出会えた。
    「うきわねこ」より好きかもしれない。
    またこの名コンビの作品を楽しみにしている。

  • 絵が素敵でうっとり

  • 2014.1.15 1-2
    2014.1.29 1-1

  • きれいな絵本だなあ。13/12/30

  • とても心に響く絵でした。むしろ大人向けかも。

    大切なものの喪失から、こんな美しさの中で次に進んでゆけたら!

    生きていかなきゃならないから、もう戻ってこない愛しいものを、投げ捨てるのでも、見ないふりをするのでもなく、美しいものに託してお別れする。ことによると、お別れではなく、永遠化なのかもしれない。あとはきっと、心の奥深くにそうっと包み込んだものだけを抱えて前へ。

  • 雪の降った日、うさぎの男の子、ふうちゃんはまだ誰も通ったことのない道を進む。
    その先には、雪男のようなふわふわころりが雪で椅子を作っていた。
    そこに、雪を降らせる風船を持った女の子のようなゆきぐもも現れ、きれいな雪を降らせて見せてくれる。
    ふうちゃんは妹が風邪で寝込んでいて、雪が降ったのを見れば元気になると思うから、家まで来て窓のそばで雪を降らせてほしいと頼む。
    ゆきぐもは一番大切なおもちゃをくれるならやってもといい、と言う。
    ふうちゃんは家へ帰り、赤い車のおもちゃを外に出す。
    窓の外では雪が降っていて、妹が喜んでいる。
    お母さんが赤い車のおもちゃがいつもの場所にない、と言うとふうちゃんは井戸に落としてしまった、と何故か嘘をつく。
    翌朝、外を見ると車のおもちゃはなくなっていた。
    赤いおもちゃはお父さんからもらったもので、お父さんはもう二度と帰って来ない。
    そのとき、素敵なものをもらった、と空から声が聞こえたのだった。

    ふわふわころり、とか、ゆきぐもとかちょっと不気味な雰囲気が素敵。

    お父さんはもう帰って来ないの箇所で、気分が沈む。
    お父さんは死んでしまったのか、出て行ってしまったのか…。
    「うきわねこ」の作者コンビということでプラスの話を期待していたら、マイナスの要素もあってちょっと期待外れ。

  • 『うきわねこ』に続いて。

    ゆきおとこみたいな「ふわふわころり」。

    ふしぎな妖精「ゆきぐも」。

    妹を喜ばせるために、大事なおもちゃをさし出すのだけど・・・。

    ・・・そのおもちゃをくれたお父さん。
    どこ行ったのかな。
    想像する。想像する。

  • 好き。
    しんとしてとてもきれい。

  • よかった。絵が素敵。
    物語もいい。妹思いのお兄ちゃんうさぎ素敵。

  • 本屋さんで一目惚れ(^ー^)
    素敵な絵本でした☆

  • 雪、氷、雲、森、ゆきぐも、ふわふわころり、ゆきのおかし。ページを繰ると次々にあらわれる美しい質感の絵の数々が著者の静謐かつシンプルなテキストから産み出されたモノかと思うと、牧野氏のその創造力に恐れ入る。幼い子には理解できないおはなしと思われる方も多いかもしれないが、買い与える大人が手にとり、内容を知ったときにまず自分が欲しくなる絵本ではなかろうか。そんな絵本はお子さんにもよろしいんじゃないですかね。

  • うさぎのふうちゃんに、やられちゃいました。
    まんまる、まっすぐな目と気もち。
    ふうちゃんとてんちゃんが、まどべに立って、外を見てるシーンが、大すきです。
    牧野千穂さんの絵は、ほんと、あったかいなぁ。
    蜂飼耳さんの言葉は、心地良いなぁ。
    冬のお話なのだけど、心は、じんわり、ぽかぽかになっていきます。
    雪の降る日が待ち遠しく感じる絵本です。

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ゆきがふるの作品紹介

『うきわねこ』のコンビが贈る絵本 第2弾!
雪がおしえてくれる、もっとも大切なこと

ふうちゃんは、ゆきのひにだけあらわれる
まだだれもとおったことのない みちのさきにいってみた。
そこには、おおきな「ふわふわころり」と 
ゆきをふらせる「ゆきぐも」がいて……

雪の森をぬけて、少年はひとつ成長する
この冬いちばんの、つめたくてあたたかな物語

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