ぼくのニセモノをつくるには

  • ブロンズ新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095916

感想・レビュー・書評

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  • ヨシタケ氏の作品はメディアでも取り上げられていたので気になってはいたがあまのじゃくの私はあえて手に取らなかったが試しに読んでみたら「面白い!!!」。すいませんでした。違う作品も読みます。。。

  • 【あらすじ】
    大ヒット『りんごかもしれない』に続く、ヨシタケシンスケ発想絵本第2弾。やりたくないことをやらせるために、ニセモノロボをつくることにしたけんた。ホンモノをめざすロボは、けんたのことをあれこれ知りたがって・・・。自分を知るってめんどうだけど、おもしろい!

    自分の偽物を作るために「自分とは何なのか」をロボットに説明するうちに、どんどん自分のことを考える深みにはまっていく本です。就活のときに自己分析という作業があり、その作業をするにあたって「最低3回は『なぜ?』を繰り返すこと」と言われました。当時はそれこそ「なぜ?」と思いましたが、今30代半ばになってその作業がその後の人生の厚さを増やすことを痛感しています。この本は絵本ですが、就活前の大学生が読んだらいいヒントになるような気がしました。

  • やりたくないことをやらせるために、ニセモノのロボを作ることにしたけんた。ホンモノを目指すためにロボはけんたに、あなたはどんな人物なのかとあれこれ問う。自分自身をいろんな切り口から考え、自分の多様な側面に気づき始める。

    「情報としての自分」に対して気づきを与えてくれる絵本。

  • ぼく、が自分のことをたくさん考えながらロボットに教えているところがなんとも可愛い。
    得意なことやそうでないこと、たくさんたくさん自分の中身を言語化している。
    私自身大人になるにつれ、自分のことより相手のことが中心になっていた。相手にどう思われているか、相手に迷惑を掛けていないかなど。なかなか自分自身のことを語ることが少くなったからこそ、こんな風に自分のことを楽しく考えられたらな。

  • 自分のニセモノを作るには、まず自分を知ることからはじめなければいけないなんて、めんどくさいけど、この発想が面白い。自分を一番知らないのは、自分というくらい、大変なことなのに、どうしてこんなにもユーモアがあって、楽しいのだろう。

    ヨシタケシンスケさん、すごい。

  • 県立図書館より。

    11分。細かいところまで読み飛ばさずに読むと、長いかなぁ。3年生の男の子が主人公だから、3年生向けか。悩むなぁ。

  • あれ?あのタバコの広告っぽいね。
    それにしても、ケンタ、他人の気がしない。
    ねぐせに怪我足…。
    「え?俺、そんなに靴下に穴あけないけど?」膝穴開け機だよね。
    「できること、見えない敵と戦うこと。なんかつい思い出しちゃうな。」(S10)
    どうやら彼も他人事ではないよう。

    「うひひひ。Mちゃんこれだ!ほっぺ柔らかいの。」M7

    「こんな顔が四角だったらバレバレだっつの!」S10

    子どもも大人も笑いながら「自分」を振り返る機会を作る楽しい絵本。
    けっこう深いことをサラリと。
    間もなく1/2成人式があるSにはちょうどよかったかな。

  • 客観的なプロフィール、昔の自分と今の自分、人から見た自分、一緒にいる人によって変わる自分。自分だけが知っている自分。ひとりしかいない自分。

  • ロボットのしつこさが結構ためになりました。

  • いっきに、ヨシタケシンスケさんの絵本、読んできましたがあと一冊でとりあえずフィニシュに・・・。
    一か月前に買った「ものは言いよう」をガイドブック代わりにして、おもしろそうな絵本は図書館で借りたんですが、あと一冊でいったん終了にしようと。
    あとは、絵本以外のエッセイ、スケッチ集が読みたいですな。

    この本は、「ぼくのニセモノつくるには」まず、自分とは何かわからなければと、「ぼくらしさ」「ぼくしかしらないこと」「ぼくでもわからないこと」
    じぶんのこと考えるのってめんどうくさいけど、なんかちょっとたのしい気もする。

    「じぶんとはなんだろう」・・・
    「ひとりしかいない」あわてて答えを求めなくても良いのでは・・・。

著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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