- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893096364
感想・レビュー・書評
-
とてもユーモラスな絵本なのだけど、とても切なくもある。
耐えている子どもとお母さんみんなに、天女かあさんのようなものが時々訪れますように。
人形や小道具が細部までとても素敵。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大雨のソウル、職場の母に子どもがお熱で早引けしたとの知らせ。
子どものことを頼もうと電話したつもりが、つながったのは天女の電話。
「こどもがびょうきではしょうがない」
間違いと知りつつも、世話焼きの天女がかけつけます。
韓国の作家、ペク・ヒナさんの作品。
気になる作家さんの一人です。
今にも動き出しそうな表情豊かな登場人物が魅力的。
決してかわいい人形ではなく、お母さんの中年体型なんかもリアルに表現されています。
人によっては、強烈な個性を放つ人形を苦手と感じるかもしれません。今回の天女もなかなか迫力のあるキャラクターです。
そこに不思議と長谷川義史さんの関西弁がマッチするんですね。
舞台は韓国ソウルなのに、関西弁がぴったり。
強烈な個性と関西弁の相性がいいのかな。
ペク・ヒナ&長谷川義史は他にもあります。
どれも素敵な作品です。 -
絵本なんだけど、絵じゃなくて人形の写真で著している。その人形達がもうとっても魅力的!可愛らしいというよりリアルでおかしみがあって、特に主役の天女が、全然美女じゃないところが面白い。白塗りのおばさんなんだもん。
作者は韓国の人なのだけど、韓国では天女は美人じゃないのかしら?
ストーリーは風邪を引いたホホのお世話をする為に家に来た天女が、卵を使って看病してくれるというもの。お話も面白いし、同じ作者の他の本も読んでみたいな。