天女かあさん

  • ブロンズ新社
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本棚登録 : 231
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893096364

感想・レビュー・書評

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  • とてもユーモラスな絵本なのだけど、とても切なくもある。
    耐えている子どもとお母さんみんなに、天女かあさんのようなものが時々訪れますように。
    人形や小道具が細部までとても素敵。

  • 大雨のソウル、職場の母に子どもがお熱で早引けしたとの知らせ。
    子どものことを頼もうと電話したつもりが、つながったのは天女の電話。
    「こどもがびょうきではしょうがない」
    間違いと知りつつも、世話焼きの天女がかけつけます。


    韓国の作家、ペク・ヒナさんの作品。
    気になる作家さんの一人です。

    今にも動き出しそうな表情豊かな登場人物が魅力的。
    決してかわいい人形ではなく、お母さんの中年体型なんかもリアルに表現されています。
    人によっては、強烈な個性を放つ人形を苦手と感じるかもしれません。今回の天女もなかなか迫力のあるキャラクターです。

    そこに不思議と長谷川義史さんの関西弁がマッチするんですね。
    舞台は韓国ソウルなのに、関西弁がぴったり。
    強烈な個性と関西弁の相性がいいのかな。

    ペク・ヒナ&長谷川義史は他にもあります。
    どれも素敵な作品です。

  • 絵本なんだけど、絵じゃなくて人形の写真で著している。その人形達がもうとっても魅力的!可愛らしいというよりリアルでおかしみがあって、特に主役の天女が、全然美女じゃないところが面白い。白塗りのおばさんなんだもん。
    作者は韓国の人なのだけど、韓国では天女は美人じゃないのかしら?
    ストーリーは風邪を引いたホホのお世話をする為に家に来た天女が、卵を使って看病してくれるというもの。お話も面白いし、同じ作者の他の本も読んでみたいな。

  • 【図書館で】『天女銭湯』の第2弾!やっと読めた。この話、好き!面白かった!ラストは羽衣置いて行ってしまったの?

著者プロフィール

ペク・ヒナ 絵 백희나
1971年、ソウル生まれ。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、セット、ライティング、撮影をひとりでこなし、独特の世界を生み出す。韓国でもっとも注目される絵本作家。日本で出版された主な作品に、『あめだま』『天女銭湯』『お月さんのシャーベット』『おかしなおきゃくさま』がある。2020年に、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。

「2022年 『あずきがゆばあさんととら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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