ばたん!

  • ひくまの出版
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本棚登録 : 19
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784893173218

感想・レビュー・書評

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  • パパやママみたいに空を飛びたかったのに、巣から落ちちゃって「ばたん」としか鳴けなくなっちゃったジークムント。

    みんなと違う鳴き方しか出来なくて自信をなくしてしまっていたけど、空は飛べるようになってるっことに気がついて、自分の得意なことで自信を取り戻せました。

    視点を変えてみると、イキイキできるようになるね。第三者からの視点って大事だね。

  • お話はそうでもなかったのだけれど、絵のかすれ具合というか色合いというか。いいんですよね。

  • 2012年3月22日

    <Zack bumm!>

  •  「ぼくも パパやママみたいに そらをとびたいなぁ」と巣から身をのりだしたジークムントは地面に落ちてしまいました。そして、頭の中で「ばたん!」という音がして、他のとりたちのようにさえずったり、うたったりすることが、できなくなってしまったのです。パパとママは 心配でたまりません。それでもやがてジークムントは すこしずつ 飛べるようになりましたが、やっぱりさえずることはできません。「ばたん!」と悲しそうな声がでるばかりです。でも、ある日あらわれた年とった白いうさぎがとの出会いをきっかけに、何かが動き出します。さあ、ジークムントは?そして、お話の終わりにジークムントの言った「ばたん!」は、飛び立てる喜びに溢れていたのです。

     何かが欠けていることや、みんなと違うことで自信を無くしてしまうことがある。でもそのことがあっても飛び立てる力が、きっとどの命にも組み込まれているのかもしれないね。吃音への不安の中で出会ったこの本は、私にとってとてもタイムリーに響きました。息子は「ばたん!」と言いながらも飛ぶことができる、きっと大丈夫って・・。

     パステルががったセピア色の色調が心をくすぐります。

  • (外語翻訳:查克 笨﹗)

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著者プロフィール

文*ハインツ・ヤーニッシュ (Heinz Janisch)
1960年、オーストリア生まれ。ウィーンでドイツ語とジャーナリズムを学ぶ。1982 年よりオーストリア放送協会に勤務し、「Menschenbilder(未邦訳)」シリーズの責任編集者を務める。著書は25 以上の言語に翻訳されており、児童・青少年向けの本も多い。オーストリア児童文学賞、ボローニャラガッツィ賞など受賞多数。ウィーンおよびブルゲンラントに在住。

「2020年 『アンデルセンの夢の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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