どうぞのいす (【2歳・3歳・4歳の絵本】)

著者 :
  • ひさかたチャイルド
4.14
  • (393)
  • (303)
  • (221)
  • (13)
  • (4)
本棚登録 : 5740
感想 : 363
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893252500

作品紹介・あらすじ

“優しい心づかい"と“かわいい勘違い"で心温まるストーリー


はじまりはウサギさんの心づかいとロバさんの勘違いでした。

ウサギさんの作った「どうぞのいす」はやがて優しい心の連鎖を生みます。

いすを巡って“クマさん・キツネさん・リス"さんが優しさリレーを繰り広げるストーリー。

ロバさんが最後まで勘違いしているオチにほっこりさせられます。


<優しい言葉・心地いい言葉のオンパレード
「どうぞ」は“やさしい心"の合言葉です。心地いい言葉使いもこの絵本の魅力です。
「なんて しんせつな いす だろう」
「つかれて いたから いいきもち」
「どうぞと いうなら えんりょなく」
「つぎの ひとに おきのどく」


色々とぴったりの絵本
セリフよりも語りが多く、リズミカルなテンポで読み聞かせることが出来ます。

ストーリも簡単でありながら巧みに作られています。
そのストーリーの完成度は演劇で広く使用されるほど。

内容もプレゼントにぴったりで「どうぞ」という言葉が物語っています。

長年色あせることのないデザインと物語で30年以上愛されてきました。
(ありがとう100万部)

対象年齢は3・4歳ですが、それ以前でも早すぎるということはありません。


ぜひ、「どうぞのいす」のおはなし・ことば・イラストをお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • うさぎさんの優しさから始まった幸せの連鎖
    (*˘︶˘*).。.:*♡

    素敵な一冊です。

    うさぎさんが作った椅子をめぐって次々に繰り広げられる取りかえっこ。
    「どうぞ」に込められたやさしさが伝わってくるロングセラー絵本。

    商品説明

    ウサギさんが小さな椅子を作って、野原の木の下に置きました。そばに「どうぞのいす」と書いた立て札も立てました。はじめにやってきたロバさんは、椅子の上にドングリがいっぱい入ったカゴを置いて、ちょっと一休み。くうくうお昼寝。

    そこへクマさん、キツネさん、リスさんと動物たちが次々とやってきて、カゴの中のものを全部食べてしまう。しかし、その度に「でも からっぽに してしまっては あとの ひとに おきのどく。」と言って、持っていたものをカゴに入れていくのだ。

    「思いやり」というテーマもさることながら、やさしい言い回しの文章とほのぼのとしたイラストが、この絵本の世界観をさらに暖かいものにしている。リズミカルなくり返しの文章は読み聞かせに最適で、4.5歳からが対象とはなっているものの、もう少し年齢の小さな子どもでも十分に楽しむことができるに違いない。親子そろって優しい気持ちになれるロングセラー絵本である。(小山由絵)

    出版社からのコメント

    刊行から30年以上愛され続けているロングセラー絵本。贈り物にも最適です。ひさかたチャイルドのベストセラー。

    著者について

    作/香山美子(こうやま・よしこ)
    1928年生まれ。東京都出身。主な作品に、絵本『こんたくんのえーとえーと』(金の星社)、『ごろりんごろんころろろろ』『ヒッコリーのきのみ』『もりのおくのちいさなひ』(以上、ひさかたチャイルド)、詩集『ちいさいおおおきい』(チャイルド本社)、童謡『おはなしゆびさん』『げんこつやまのたぬきさん』などがある。


    絵/柿本幸造(かきもと・こうぞう)
    1915年生まれ。広島県出身。主な作品に『じゃむじゃむどんくまさん』をはじめとする「どんくまさん」シリーズ(至光社)、『しゅっぱつしんこう』(小峰書房)、『ごろりんごろんころろろろ』『ヒッコリーのきのみ』『もりのおくのちいさなひ』『フルフル』『くまのこくまきち』『どんぐりとんぽろりん』『さいしゅうれっしゃのあとで』『こりすのはつなめ』(以上、ひさかたチャイルド)などがある。第8回小学館絵画賞受賞。1998年亡くなる。

  • 可愛い。

    子供に優しさ思いやりが伝わればいいな。

  • タイトルがちょっと不思議でしょう?
    「どうぞのいす」だけど、「どうぞお座りください」の「どうぞ」ではない。
    ではどんな「どうぞ」なのか。
    それをはじめに考えたのは、この椅子を作ったうさぎさん。
    耳としっぽまで付いている可愛い椅子なんである。
    でもうさぎさんは主役ではないので、登場するのははじめだけ。
    それなのに「どうぞ」の連鎖は続いていく。
    次に椅子の前を通るかもしれない見えない相手のために、
    「どうぞ」の気持ちをみんな椅子に置いていくから。
    なんだか素敵な思いやりの連鎖のあとで、ずっと眠っていたろばさんの
    可愛いひと言がオチになっている。

    幼稚園の年少さんで読む定番のひとつ。
    年中さんも年長さんも喜ぶので、層が広いのも嬉しい一冊である。
    もちろん、大人が読んでおおいに楽しめる。
    展開の意外性と、絵の愛らしさ、何よりラストのオチの幸福感で満たされる。
    ゆっくり読んで約5分。
    子どもは絵を観ているものなので、これこそゆっくりゆっくり読みたい。

  • みどりん♡さんの本棚にあって、そういえば保育園にあったなぁと思い出しました。絵が可愛くて温まる絵本です。

  • 読み聞かせ参考用

  • 3y9m
    「どんぐりのほんよむ」と。
    たしかに、どんぐりが栗に変わる話だよね、とほっこりした。

    夜勤前、子供のリクエストに応えて。

  • 2歳11ヶ月
    絵が気に入った様子。最近乗り物系しか好まない息子が読みたいと言ってくれました。
    図書館本ですが延長して1ヶ月借りました。返さないでーと言われたため、シリーズの別の本を借りました。

  • 子どもたちに読み聞かせをした思い出の本。
    この絵本のように、みんなが人に対して思いやりを持ってくれる世の中になってほしいなぁ。

  • うさぎさんが置いたいす。次から次へと広がるよ。ろばさんが見てみると、?ちなみに、好きなセリフは、どうぞならば、いただこう。

  • 姪の誕生日プレゼントに選んだ1冊。
    思いやりの連鎖が素敵な本。
    絵もあたたかみがあり可愛い。

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著者プロフィール

香山美子 /東京生まれ。『あり子の記』(理論社)で日本児童文学者協会賞を受賞。「げんこつ山のたぬきさん」などの童謡詩人でもある。主な絵本作品に『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)などがある。

「2018年 『このゆびとーまれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香山美子の作品

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