いま、日本人に伝えたい台湾と中国のこと

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  • 総合法令出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893467508

作品紹介・あらすじ

あなたの目には上海の繁栄ぶりが輝いて映りますか?

感想・レビュー・書評

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  • 以下、概要。

    中国側からすると、「台湾は中国の一部。」

    台湾がちょっとでも独立を匂わせる動きを見せると、中国がただちに「独立するなら武力攻撃も辞さない」と恫喝する。

    だけど、台湾側は「台湾は主権独立の国家」だと思っている。

    国家とは一般的に政府、主権、領土、人民で構成されている。台湾はこれらの要素を全てそろえているので、その意味では、主権独立国家。

    台湾問題が起きたときに、「中国の国内問題だ」という中国。「国際問題だ」という中国。

    どっちが正しいのかは歴史をみれば、よく分かる。(この歴史もゆがめられていたら意味ないけど。)

    1895年 清朝と日本が勝手に結んだ「下関条約」で台湾は日本の統治に。
    1951年「サンフランシスコ条約」で台湾の領土を、1952年「日華平和条約」で台湾の主権を放棄した。しかし、「放棄した」だけで、どこに返還するのかは決めなかった。
    この時点で、台湾の主権は宙ぶらりん。
    1970年に入ると、中華民国と中華人民共和国が「カイロ宣言」を根拠として、台湾が中国に返還されたと主張(完全な間違い)。

    そもそも台湾は、中国とは関係がない。

    第2次世界大戦中(1943年)に米英中の3国が勝手に結んだ「カイロ宣言」。

    この宣言には「台湾のような日本国が清国人から盗取した一切の地域を中華民国に返還する」という一文があり、台湾は中華民国に「返還」されることになった。

    下関条約で合意したのに、日本は台湾を「盗取」したと主張するところが中国らしいね。

    独りよがりというかなんというか。ここまで悪党だと尊敬します。

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