砂の王〈1〉 (ログアウト冒険文庫―ウィザードリイ外伝)

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著者 : 古川日出男
制作 : 小島 文美 
  • アスペクト (1994年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893661616

砂の王〈1〉 (ログアウト冒険文庫―ウィザードリイ外伝)の感想・レビュー・書評

  • ゲーム、ウィザードリイ外伝『古代皇帝の呪い』をベースにした小説。血と殺戮、栄光と富を求めて魔物が巣食う地下迷宮に旅立つ冒険者たちの姿に、初代ウィザードリイを思い出す人もいるだろう…。しかし、本書の魅力はそうではなく、濃厚で息苦しくなるような冒険世界と登場人物たちの息吹にあるだろう。小説自体は未完だが、このラストだからこそ美しいのかもしれない(が、その後のアシュエルの黄泉の国での活躍は読みたい!)。日本ファンタジー小説の金字塔として輝く作品だと思う。

    流麗だが、絢爛な文章に引き込まれ、一気に読了した。エルフに育てられ魔術師となったヴァルと、これまた商人貴族の傭兵隊長として活躍するアシュエルの二人が、呪われた地下迷宮を通じて、因縁を結ぶ。物語世界に酔いしれながら、冒険者たちの息吹、怪物たちのおぞましさが文章から伝わり、五感で感じられる小説であった。素晴らしい。

  • 流麗という言葉はこの小説を表すために存在する。流れるように書き綴られた美しい文章で、ウィザードリィというゲームの世界観を下敷きにしたファンタジーが展開される。個性的で魅力的なキャラクター、ページを繰る手を止められぬ物語の展開、どれを取っても素晴らしい。ウィザードリィというベースがありながら、それを意識させない独立した物語となっている。完結していれば日本のファンタジー小説の金字塔となったであろう。未完に終わっていることが惜しまれるが、区切りは悪くはないのでこれ一冊でも充分楽しめる。

  • <A HREF="http://tg.cocolog-nifty.com/diary/2006/04/post_9f72.html" target="_blank">2006年4月1日</A><br><A HREF="http://tg.cocolog-nifty.com/diary/2006/04/post_d70d.html" target="_blank">2006年4月25日</A>

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