ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行

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  • アスペクト
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  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893666413

感想・レビュー・書評

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  • 炭鉱歴史館や秘宝館、近所にあれば恥となりそうな不気味な人形などが展示されたハコ物が、この写真集ではどれも現代美術作品にみえる。日本は世界に先駆けてコンセプチュアルアートを娯楽にしていたので飽きて現在根付かないのかもしれないとすら思う。旅行中の随行書によく、外国人へのプレゼントに喜ばれそう。

  • 面白い!
    過去に行ったが今は閉館してしまった施設も載っていて、とても懐かしかった。

    有名廃墟の在りし日の姿も見る事が出来、非常に満足。

  • 90年代に日本各地の炭鉱・鉱山の廃墟を旅していた頃、珍妙なスポットや巨大仏の魅力にも開眼した。そんな時、都築響一のこの本に出会い、その後の旅のデータベースとして日本各地の珍スポットを巡ることができた。まさに「珍スポットのミシュラン」。今はなき秘宝館「鳥羽SF未来館」の想い出は生涯忘れ得ない。後に携帯に便利な文庫版も出たが、写真の魅力を味わうには大判の本作のパワーは体験すべし。

  • どっしりボリューミィ。
    日本全国の珍名所をくまなく全網羅。こんなトンデモ物件が今も日本のどこかに息づいているのかと考えるだけでウズウズする。世界には素晴らしい遺跡もいっぱいあるけど、これ読んだらあらためて日本を旅したくなった。日本はユーモアがないなんて誤解でした。こんなバカげた素晴らしい文化があるんじゃないか。写真もいいけど添えられた文章もおもしろいうえに日英対訳。外人にみせたらビックリするだろうなぁ。

  • 自分が日本人であることの喜びを感じさせるバカっぽさがたまらなく素晴らしい。

  • 日本って奥深い

著者プロフィール

1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。

「2022年 『Museum of Mom’s Art』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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