コミュニケーションの臨床心理学: 臨床心理言語学への招待

著者 :
  • 北樹出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893848123

作品紹介・あらすじ

著者は、臨床的な問題に関わるコミュニケーション・プロセスについて多くの基礎研究を行ってきた。これらの理論は、基本的に臨床現場の観察から導かれたものである。そしてこれらの理論の中に含まれる研究は多くの場合、臨床実践について非常に重要な示唆を与えることができるのである。このすばらしい目標に到達するためには、基礎研究と臨床実践を引き裂く垣根を取り払い、その間の掛け橋を創造することがまず必要である。この本はまさにその掛け橋となる。

感想・レビュー・書評

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  • システム論とコミュニケーション論というのは、もっとも実用に溶け込むものなので、説明概念としての学習はたいへん難しいし、それをまた実用に再利用するというのも同様だ。しかし最大の可能性もまたここにあるわけで、少しずつでもいいから、腑に落ちる理屈が欲しいところだ。
    そんな事情もあるし、著者はブリーフセラピーのひとということもあり、重厚さよりもフットワーク優先である。「情報回帰速度モデル」というのは面白かった。

  • 『人間コミュニケーションの語用論』入門+α といった感じ。コミュニケーション理論のアウトラインがつかめる。こういう本を待っていた。

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著者プロフィール

家族心理士、ブリーフセラピスト(シニア)、臨床心理士、公認心理師。2000年、東北大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。その後、立正大学心理学部准教授を経て、2008年より東北大学大学院教育学研究科准教授。日本家族心理学会理事長、国際家族心理学会副会長、日本ブリーフセラピー協会研究員制度チーフトレーナー、日本心理臨床学会代議員、日本カウンセリング学会「カウンセリング研究」編集委員など

「2019年 『短期療法実戦のためのヒント47』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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