アバウト・タイム: 名作映画完全セリフ集 愛おしい時間について (スクリーンプレイ・シリーズ 179)

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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894075627

作品紹介・あらすじ

全体を通して、会話やナレーションのスピードと明瞭さは標準的。イギリスが舞台であるため、イギリス特有の表現やスラングを含んだ会話になれるのには最適な映画。主人公の1人はアメリカ人なので、イギリス英語とアメリカ英語の発音と言葉遣いの違いも学習できる。中でも、男女間の掛けがえのない時である、出会いから、結婚、そして子育てまでのそれぞれの段階で使える表現に注目して覚えておいていただきたい。

感想・レビュー・書評

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  • 人生を巻き戻せるのなら 何をするだろう
    人生を巻き戻せるのなら どう生きるだろう

    いったい何が正解なのか
    あのとき どうしたらよかったのか
    なんどもなんども 過去に答えを探し求めて
    だからこそ やっと気づくことができる
    答えは 今にしかないってことを
     

    「じゃあまた後で」
    ああ 愛おしい言葉だ

  • もしやり直せるならいつに戻りたい?
    しかも今の自分の経験値はそのままで。

    誰でも一度は想像したことがあるもしもの話。

    もっと勉強すればよかった
    もっと家族と仲良く過ごせばよかった
    ダメな男に引っかからなければよかった
    時間を無駄にしなければよかった

    やり直したい過去はたくさんあるし、
    そんな特殊スキルがあれば最高の人生を送れるじゃん!

    と、この映画をみて前半部分では思うのだけど、
    後半にさしかかりこの特殊スキルにも
    問題があることがわかる。

    人が誕生する前に戻ると
    生まれてくる人が同一人物ではなくなるという問題!
    (すごい設定)

    やり直しができるというのは、良くも悪くも始めから。
    悪いことはやり直しできるけど、
    良いことも同じように経験できるとは限らない。

    ましてや人間の誕生なんてすごい確率で受精して生まれるから、わずかにタイミングがずれるだけで違う別の人間が生まれてくるわけで。

    一瞬一瞬の積み重なりが、今を築いていて、それをや良いところを残して悪いところだけやり直しなんてできないんだと気づく。

    そして、人生は一度きりだからこそかけがえのないものだと。


    この映画のラストの方。
    父から普通の日を2度経験すると違うものが見えてくる、と言われてやり直しするシーンが好き。

    なんてことない日も、周囲に目を向け、一瞬一瞬を楽しもうとするだけで、その日一日がキラキラと輝きだす。

    そして、主人公は2度と過去に戻らないと決心する。

    「いつもこれが最後と思って過ごすこと。
    そうすると人生は全く違ったものになるに違いない。」

  • 美しいストーリーと世界観。

    人生を二回経験できるといかに日々が素晴らしいのか気づくことができる。
    よき言葉

  • 『恋はデジャ・ブ』を思い出したが、別の枝分かれですごく良かった。わざわざ手間かけて観てよかった。

  • すっとは整理がつかない映画だった。

    印象的だったのは、過去に戻っても結局交通事故を起こしてしまった妹の姿。

    仕事で俯き、売店のレジで下を向いて暗い顔で立ち去り、駅を速足で駆け抜け主人公が、同じ時間を、少しのこころがけでやり直したら、世界はまったく違っていたということ。

    何かが起きること、引き拠ってくる出来事、目の前の現実は、たぶん過去に戻っても、そんなには変わらないのだと思う、幸福はそういう事実にはなくて、結局は「その時その時にいること」にあるのかなぁと、緊張と不安で見過ごしている「今」をもっと大事したい。

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