イソップ物語

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著者 : イソップ
制作 : フランシス バーンズマーフィー  ローワン バーンズマーフィー  Rowan Barnes‐Murphy  Frances Barnes‐Murphy  天野 裕 
  • 文溪堂 (2005年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894234024

イソップ物語の感想・レビュー・書評

  • 言わずと知れた名作、イソップ物語。この前読んだ「マイ・ゴール」で、読むべき10冊の中に入っていたので早速読んでみました。

    紀元前6世紀にイソップという実在の人物によって書かれたらしいです。彼はギリシャに連れてこられた奴隷だったとか。
    今年の目標読書300冊を目指すにあたり、「最近簡単な本しか読んでなくない?」と突っ込まれることが増えてきました。ここで更にイソップ物語なんて、余計に突っ込まれそうですが、イソップ物語を甘く見ちゃいけません。子供向けの絵本と言うイメージで広まっていますが、原文は大人にも響く教訓集となっています。
    実際に甘っちょろいファンタジーな雰囲気はありません。決して感動やお涙頂戴の方向に持っていくことなく、淡々と現実世界の有様が描かれています。

    それぞれの話は非常に短いですが、色々な解釈ができます。僕は別の解説書も読んだのですが、解説はないほうがいいなと思いました。解釈は人それぞれ。他の人がどの話に興味を持つか知りたくなりました。

    僕が好きな話をいくつか紹介します。以下、一部は本書からそのままの引用です。

    ■カニとカニの子
    母さんカニと子供カニたちが一緒に歩いてました。
    母さんカニは子供カニがまっすぐ歩かないのが不満で、まっすぐ歩きなさいと言いました。
    そしたら子供カニたちが言いました。
    「じゃあお母さんがまっすぐ歩いてみせてよ。真似するから。」

    ■病気のライオン
    年老いて体が弱くなったライオンは、洞窟に入って病気のふりをすることにした。そうすれば様子を見に来た動物を食べられるから。
    実際にこれはうまくいき、様子を見に来た動物が近づくと、どんどん食べていきました。
    ある日、キツネがやってきて、ライオンの届かないところで、ライオンに具合はどうかと尋ねました。ライオンはもっと近くにきてといいました。
    するとキツネは、「やめておくよ。この中に入っていく足跡は沢山見たけど、出てきた足跡は一つも見えないからね。」

    ■二人の旅人とオノ
    旅人が二人歩いていると、オノが落ちていました。
    一人が、それを拾って言いました。
    「見ろよ、おれが見つけたものを!」
    その日おそく、大きな男が追いかけてきて、そのオノは自分のもので盗まれたものだと怒って言いました。
    オノをひろった旅人が、
    「僕たちは困ったことになった。」と心配そうに言いました。
    すると、もう一人の旅人が言いました。
    「僕たちじゃないだろう。オノは、分け合おうとしなかったのに、困ったことだけ分け合おうなんてふざけろ」

  • 尊敬すべき作家さん。短いのに、満足できるステキな童話。

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