したてやのプンブルばあさん

  • 文渓堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894234208

感想・レビュー・書評

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  • プンブルばあさんは一人暮らしのおばあさんネズミ。娘は海辺へお嫁にいったままたよりがありません。あたたかいご近所さんたちと暮らしていますが、心の中は娘とまだ見ぬ(いるかどうかもはっきりしない)孫娘のことで溢れそう。目が不自由で福寿草や枯れ枝を孫娘と見間違えて話しかけたり必死で助けようとしたり…それがすごく切なくて、どうかおばさんの気持ちが家族に伝わりますようにと願い続けて読みました。素敵な結末です。子供、親、祖父母、どの世代が読んでもそれぞれに心に響いてくる物語だと思います。

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著者プロフィール

1959年、アメリカ北東部で生まれ育つ。ウィリアムス大学とザルツブルグのモーツアルテウムで作曲を学ぶ。1982年に来日し、子どもの本の創作や、作曲活動を始める。『森のおはなし』『はらっぱのおはなし』(共にあかね書房)で、路傍の石幼少年文学賞、『ノネズミと風のうた』(あすなろ書房)で、ひろすけ童話賞を受賞。絵本に『それはもりのこもりうた』(童心社)、童話に『旅ねずみ』(金の星社)、『ジルケンの冒険』『にひきのいたずらこやぎ』『トロルとにひきのいたずらこやぎ』(以上、佼成出版社)ほか多数。アメリカ・マサチューセッツ州在住。

「2017年 『いたずらこやぎと春まつり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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