ありがとうっていいもんだ

著者 :
  • 文溪堂
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本棚登録 : 101
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (46ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894237674

感想・レビュー・書評

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  • ありがとうっていいもんだ。ボール遊びをしていたらボールがどっかに転がってて、それでそれで寅さんがありがとうって言ってその豚さんが嬉しい気持ちになって帰ってそしたら木の実みたいのいっぱい落としたネズミがいて手伝ったらまたありがとうって言って眠るのが楽しくなった

  • 「ブタのこはこうえんにでかけるとちゅうで、キツネのこがころがしたボールをひろってあげました。ちょっとおにいちゃんのキツネのこは「ありがとね」といってかけていきました。その「ありがとね」が、おにいちゃんぽくってとてもかっこよくて、ブタのこもまねしてみたくなりました。そして、いつものこうえんにむかったブタのこですが…。はじめてのひとりよみに。たのしくて、ほのぼのあたたかいおはなし。」

  • ありがとう、と言うことをテーマにした絵本。

    ・人に感謝される気持ち
    ・人に感謝する気持ち
    ・人に感謝されたい気持ち

    それらを総じて自己肯定感を与えるには良い絵本

  • ありがとねって言われてかっこいいって思って自分もやってみようと思ったのにうまくいかないブタのこ気持ち、よく伝わりました。

  • 年上のキツネの子がころがしたボールを拾ってあげたブタの子は、キツネのおにいちゃんが残した「ありがとね」の言葉にお兄ちゃんぽさやかっこよさを覚え、自分も真似をしてみたくなる。
    でも、お友達の間では「ありがとよ」と言うキッカケも無いくらい失敗ばかり。
    一人で「ありがとよ」と口にようやくだしてみたものの、また失敗…かとおもいきや、転げたボールの先で出会ったクマのおじさんとのキャッチボールでふと口をついて出た「や、ありがとね。」の言葉。
    言ってみたいが目的だったのに、触れ合いの中で意図せず出た本音としての「ありがとね。」
    その心地よさに浸りながらの帰り道、泣くネズミの子を手助けして励ました豚の子は別れ際にボールを置き忘れかけてネズミの子に渡してもらいます。
    そこで出たありがとね。の言葉。
    自分がカッコ良いなと憧れたキツネのおにいちゃんと同じ立場にいつのまにかなっている事にブタさんは気づいたのでしょうか?
    夜眠りにつくブタ君は、ありがとうを言うのも言われるのもいいものだと回想し、失敗してしまったお友達とのことに想いを馳せ、明日謝ろうと決めます。
    そして、お友達にありがとねの話をしたら、きっと真似が上手いから自分よりカッコよくありがとねを真似するに違いないと眠りに落ちながら考えるのでした。

    憧れがきちんと自分の感情を伴った言葉として使われる事の素敵さ。
    そしてその気持ち良さが伝播して行く様がやさしい一冊。

  • ブタの子が、ちょっとお兄さんのキツネの子のボールを拾ってあげたら、
    「やあ、ありがとね」ってお礼を言ってくれました。
    ブタの子はとってもうれしくなって、まねをしてみたくなりました。

    そこで、自分もボールをサルくんたちに拾ってもらって「ありがとね」を
    言おうと思って、公園で遊んでいたサルくんにボールを投げてみました。
    すると、ボールはサルくんのおでこにあたってしまい、ブタの子は
    ボールを持って、逃げるようにかけだしてしまいました。

    ブタの子がトボトボと草原を歩きながら「ありがとね」の練習をしていたら、
    ボールが小川の中にころがりおちてしまいました。
    ボールを拾ってくれたのは、クマのおじさんでした。
    ブタの子は、あんなに練習したのに上手に「ありがとね」が言えませんでした。

    でもクマのおじさんは、ブタの子といっしょにボールであそんでくれて・・・。

  • 「ありがとう」ってカッコよく言ってみたい気持ち、うん、わかるよ。
    なかなか思うようにいかなかったけど、最後に決めることができて
    よかったね。
    素朴なお話に、ささめやさんの絵がとてもマッチしてると思った。

  • お話の筋に必要ない場面があるきがする。幼年文学はもっと昔話みたいなしっかりした幹があると読みやすいと思う…

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著者プロフィール

1929年東京都生まれ。コピーライターとして活躍後『こりすが五ひき』で講談社児童文学新人賞佳作入選。「きつねのこ」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞など受賞多数。子どもやそのまわりのおとなたちの姿をあたたかく、真摯に描いた多くの作品が愛され続けている。2018年逝去。

「2018年 『おばあちゃんのわすれもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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