マツの木の王子

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制作 : セビン=ウネル  猪熊 葉子 
  • フェリシモ (1999年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894321724

マツの木の王子の感想・レビュー・書評

  • ひとつの愛の形を描いた物語。
    児童書なのですが、自分が子供のときに読んでいたら、しっとりとした大人びた感じにどきどきしていたことでしょう。

    大きな林の真ん中で育ったマツの木の王子は、突然そばに生えたシラカバの少女に恋をします。
    しかし、身分違いの恋は周りから非難され…。
    森を離れたマツの木の王子とシラカバの少女は、次々と新しい場所に運ばれていきます。
    木彫り職人のもとで美しい動物に姿を変え、サーカスの一行と共に町から町へ。
    そして迎える最後のとき…。
    大切な人に愛を注ぎ、人を喜ばせることに幸福を感じていた2人なので、ラストシーンは厳かな気持ちになりました。

    客観的に見ると、キリスト教圏で生まれた物語の色が濃いな~と感じましたが、それを考えながら読むのは野暮なのかも。
    どっぷりと物語の世界に身をひたして味わいたい1冊です。

  • 赤木かん子さんの本で紹介されていて気になっていた本。
    松林に暮らすマツの王子と、松林に突如生えたシラカバの少女の崇高な愛のおはなし。

    子供の頃の私がこの本を読んだら理解できたのかな?子供の頃に読んだ人はどんな感想を持ったんだろう?

    赤木さん曰く、「子どもの本の探偵」をしていて依頼数の5位くらいに入る本らしい。

    マツの木の王子とシラカバの少女みたいに、いつまでもお互いを思い合って生きていけたらいいなぁ~。

  • すばらしい愛ね!

  • 翻訳者 猪熊葉子さんの美しいことばの使い方がしみじみと感性に語り掛けてくれる。
    作者 キャロル=ジェイムズさんから、子どもたちへ伝えたいと思われる崇高な精神もかいま見ることができることが、さらに作品を美しくしている。
    子どもの頃に静かな部屋でひとり読みたかったな。
    そしたらもっと早くに、自分の生き方を考えることができた気がする。

  • マツの林のマツの王子は、そこに芽生えたシラカバの少女を好きになりますが、シラカバがよそ者あつかいされて切り倒されたショックで、共に倒れて、売りに出されます。
    愛し合っている二人の不思議な冒険が始まります。やがて、親切な彫り物師のおじいさんによって、それぞれが木彫りの美しいウマと銀色のシカとなったのでしたが…。

    片時も離れたくない二人は切ない思いもするのですが、優しい心がしみいる美しいお話ですね。
    本の探偵!?でもある、赤木かん子さんによると、子どもの頃に、この本を手にした方が、大人になって訊ねる本の二番目だそうです。
    フェリシモ復刊企画の一冊。(今はまた中古でしか手に入りにくいようです。)

    年をとった二人の主人公たちが、最後に青いけむりとなって、出会ったマツの林に戻っていくくだりがとても印象的です。

  • 「この本読んだ?おぼえてる? 」「この本読んだ?おぼえてる?〈2〉—教科書で習ったお話編」より
    http://www.amazon.co.jp/dp/4894321505/
    http://www.amazon.co.jp/dp/4894322552/

  • 寝る前に母が読みきかせをしてくれた本です。何よりも、主人公とヒロインがとても魅力的です。切なさが好き。

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