おぎょうぎどうするなーぜ

  • フェリシモ
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本棚登録 : 46
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894323292

感想・レビュー・書評

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  • 児童文学の翻訳家であり、自らの児童書も多く手掛けた渡辺茂男さんの翻訳本。
    原題『How to behave and why』

    『エルマーの冒険』シリーズや『おさるのジョージ』の翻訳、『もりのへなそうる』『しょうぼうじどうしゃじぷた』などの創作といった方がわかりやすいかな。

    ご長男で同じく翻訳家であり児童文学者でもある渡辺鉄太さんがオーストラリアメルボルンから一時帰国され、講演会でお話を伺うことができて、こちらの翻訳本を手に取る。

    ちなみに『もりのへなそうる』の『てつたくん』である。もちろん弟の『みつやくん』もご健在だそう。私も息子たちも本がぼろぼろになるほど読んだ大好きなへなそうる。

    マンロー・リーフのとても親しみやすい絵と、表題の『おぎょうぎ』に興味津々。アメリカでの初版はなんと1946年。
    2003年に復刊されたものを渡辺さんが2004年に訳され初版発行。

    内容は絵本というよりも対象年齢はもう少し高めだと思う。小学校高学年程度かな。

    様々な違いを持った人々と同じコミュニティ、社会でいかに気持ちよく生きるか、そのためにはどう振舞うべきかが示されている。

    行儀、マナー、礼節、常識というと若い人たちから毛嫌いされそうだけれども、自分の主張を相手にわかりやすく伝え、自分を信頼してもらい良い関係を構築するのが基本であれば、やはりこうしたスキルや品格は必要だと思う。もう古い人間かな。

    注目や評価されるのであればなんでもありとばかりに、SNSで自己発信、自己表現するのはよいのだけれど、そうして手に入れた充足感は持続しないと思うのは老婆心から。

    内容は若干抽象的な概念が多いため、子どもにも大人にも少し難しいかな。英語版で読んでみたいな。でもこの作品を選んだ渡辺さんの心意気に感謝。

  • いい人、わるい人、いろいろおぎょうぎのことがよくわかる。

  • 私が子供の頃の本のようですが、絵のかわいさに購入・・・子供に読み聞かせしてます。まだ子供が小さいので反応はいまいちです。
    でもとっても大事なことが、ひらがなで書いてあります。いつか子供が自分で読んでくれることを願って・・・

  • 人生で大事な事が書いてありますね。どうしたら幸せに生きていけるのか、そうですね~

  • いいことが書かれているが、長い。。。

  • 正直、公平、強い、賢いをひとつずつゆっくり取り上げて、
    やさしい言葉で解説してくれます。
    全文、ひらがなで書かれていますが、
    低学年の子には少し難しいかも…。

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著者プロフィール

米国の児童文学作家、絵本作家。メリーランド州ハミルトン生まれ。ハーバード大学卒業後、教師を経て出版社に入社。1934年、鉛筆書きのコミック風の挿絵をつけた「文法はおもしろい」で作家として出発。36年に出版した「はなのすきなうし」で好評を得たほか、同書はアメリカの絵本の古典の一つになる。

「2018年 『けんこうだいいち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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