ナショナリズム・反ユダヤ主義・ファシズム

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894340138

作品紹介・あらすじ

ファシズムは突然変異の怪物ではない。それはヨーロッパ精神の土壌に根深く脈打つ反ユダヤ主義と、ナショナリズムの結合の結果産まれたものである。近代的国民国家にとって、常にその躓きの石となってきたナショナリズムを、本書は西欧近現代の裏面史に縦横に跡付けた。われわれは如何にしてこれを乗り超えることができるのか。フランス革命の精神を継ぐ"開かれた"ナショナリズムにその可能性を探る。近代の裏面史。

著者プロフィール

(Michel Winock)
1937年パリ生。歴史家。専門は近・現代フランス政治史、政治思想史。フランスにおけるナショナリズム、反ユダヤ主義、知識人の政治参加の代表的研究者の一人。ソルボンヌ大学卒、高等教員資格(アグレガシオン)取得。高校教員、パリ・ヴァンセンヌ大学助教授を経てパリ政治学院教授を務め、現在は名誉教授。
多くの著作があるが、邦訳されているものに、『ナショナリズム・反ユダヤ主義・ファシズム』(川上勉・中谷猛監訳、藤原書店)、『知識人の時代――バレス/ジッド/サルトル』(塚原史・立花英裕・築山和也・久保昭博訳、紀伊國屋書店)、『フランスの肖像――歴史・政治・思想』、『ミッテラン』(ともに、大嶋厚訳、吉田書店)など。

「2018年 『フランス政治危機の100年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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