恋の華・白蓮事件

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著者 : 永畑道子
  • 藤原書店 (2008年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894346550

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恋の華・白蓮事件の感想・レビュー・書評

  • ゆくにあらず帰るにあらず戻るにあらず生けるかこの身死せるかこの身 
      柳原白蓮

     大正天皇のいとこにあたり、匂い立つように美しい女性歌人である。夫を捨て、7歳下の東大生と家出をした「白蓮事件」で知られるが、永畑道子の著書を読むと、一夫一婦制に至る前の、権妻【ごんさい】制度もあった明治女性史が浮かび上がってくる。
     父は華族の柳原前光で、生母おりょうは妾【めかけ】であった。さらにもう1人妾がいるという複雑な関係のなか、おりょうは白蓮を産む。だが、生後7日にして、白蓮は正妻の次女として入籍された。わが娘を奪われたおりょうは、悲しみのなか、20歳そこそこで病死してしまった。
     そのような事情を知らずに育った白蓮は、意に染まぬ婚約者から出生の秘密を知らされる。衝撃を受けたまま16歳で結婚、しかし、破婚となった。再婚相手は、筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門。そこで、前述の「事件」は起こった。
     柳腰の写真が残されているが、気性は強かったようだ。たとえば当時、正妻が妾を選ぶ場合もあったが、白蓮も、夫の世話をする女性をみずから選んでいた。そうすることで、実は夫を遠ざけてもいたのだ。
     事件後は離婚となり、華族も除籍。息子をもうけた宮崎竜介と、平民としてひっそり暮らした。しかし、息子が太平洋戦争末期に戦没し、白蓮の髪は一夜にして真っ白になったという。敗戦わずか4日前の悲運だった。
     子の死を悼み、悲母の会、世界連邦婦人部結成に尽力。晩年は両目を失明し、夫に支えられて1967年に没。享年81。

    (2012年5月13日掲載)

  • NHK朝の連続小説、花子とアンに主役の花子の親友として登場する白蓮さんについての本。
    伝記かと思って読んだが、ルポタージュ的な書き方でちょっとガッカリ。読みづらい。

  • 人は一側面だけでは測れないし、そもそも「こんな人なんだよ」という評価はできない。自分自身も自分がなんなのかなんてことは、いつまでたってもわからないものだし。ただ今を、信じるままに生きて行けばいいのだと思う。

  • NHK朝ドラ『花子とアン』を観てから興味をもった白蓮。波瀾万丈な人生…ドキュメンタリータッチで書かれていて面白かった。

  • いやー、柳原白蓮という人について、まったく白紙で読みましたが、こういう方だったのですね。
    今の時代だとありえる話ですが、この時代だと不倫は犯罪なんですねぇ。出生のことや、時代背景など、今の時代では考えられないことですが、そんな時代だからこんなに情熱も濃かったのかなぁ。。と思うし。勇気があるといえば、勇気があるなぁ。。

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