白い城

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894347182

感想・レビュー・書評

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  • オスマン帝国の奴隷となったヴェネツィア人の物語。男がもたらす西欧科学知識は、オスマン朝廷内に影響力を得ていく。奴隷の主は西洋科学を切り札にして出世するが、一方で西欧思想への疑問も募っていく。奴隷と主とがたまたま風貌がそっくりであったことから、物語は意外な方向へ...。娯楽面と文学要素と包含しているが、混ぜ具合に癖があり、味わい損ねた印象。

  • 「わたしの名は紅」や「雪」の厚さに恐れをなしていたので、257頁に思わず手が出ました。佐藤亜紀の世界に近いのでしょうか。自分の理解力をはるかに越えていました。

著者プロフィール

オルハン・パムク(Orhan Pamuk, 1952-)1952年イスタンブール生。3年間のニューヨーク滞在を除いてイスタンブールに住む。処女作『ジェヴデット氏と息子たち』(1982)でトルコで最も権威のあるオルハン・ケマル小説賞を受賞。以後,『静かな家』(1983)『白い城』(1985,邦訳藤原書店)『黒い本』(1990,本書)『新しい人生』(1994,邦訳藤原書店)等の話題作を発表し,国内外で高い評価を獲得する。1998年刊の『わたしの名は紅(あか)』(邦訳藤原書店)は,国際IMPACダブリン文学賞,フランスの最優秀海外文学賞,イタリアのグリンザーネ・カヴール市外国語文学賞等を受賞,世界32か国で版権が取得され,すでに23か国で出版された。2002年刊の『雪』(邦訳藤原書店)は「9.11」事件後のイスラームをめぐる状況を予見した作品として世界的ベストセラーとなっている。また,自身の記憶と歴史とを織り合わせて描いた2003年刊『イスタンブール』(邦訳藤原書店)は都市論としても文学作品としても高い評価を得ている。2006年度ノーベル文学賞受賞。ノーベル文学賞としては何十年ぶりかという

「2016年 『黒い本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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