フランス史 4 〔17世紀 ルイ14世の世紀〕 (フランス史(全6巻))

制作 : 大野 一道  金光 仁三郎 
  • 藤原書店
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894347762

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「美しく完成された時代ーが、何一つ創出しなかった」
    17世紀アンリ4世、ルイ13世から14世没まで。
    歴史書だが相変わらずの語り。最初ではなく、多少基礎知識を得た上で読んだ方が良い本。
    太陽王の一見豪華な貴族社会と、宗教対立と倫理感の欠如、課税バランスの崩れや農村の荒廃。強国フランスの多面性。周辺諸国が激動の時代だったせいもあるんだろう。うまく把握していきたい。

    アンリ4世によるナント勅令の後、フランスは再びカトリックに傾き、100年を待たず1685年にはフォンテーヌブロー勅令によって廃止される。多くのプロテスタントが殺され、特に外国に流出することになる。
    南アフリカのフランシュックにもロワール地方のプロテスタントが移住し、南アフリカのワイン産業の基礎を作りあげていく。南アフリカで最も多く栽培されているシュナンブランもロワールで栽培されている品種。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

ジュール・ミシュレ(Jules Michelet)
フランス革命末期の1798年8月にパリで生まれ、父親の印刷業を手伝いながら、まだ中世の面影を色濃く残すパリで育ち勉学に励んだ。1827年、高等師範の歴史学教授。1831年、国立古文書館の部長、1838年からコレージュ・ド・フランス教授。復古的王制やナポレオン三世の帝政下、抑圧を受けながら人民を主役とする立場を貫いた。1874年2月没。

「2024年 『フランス史Ⅹ アンリ四世』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジュール・ミシュレの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×