フランス史 4 〔17世紀 ルイ14世の世紀〕 (フランス史(全6巻))
- 藤原書店 (2010年12月22日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894347762
感想・レビュー・書評
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「美しく完成された時代ーが、何一つ創出しなかった」
17世紀アンリ4世、ルイ13世から14世没まで。
歴史書だが相変わらずの語り。最初ではなく、多少基礎知識を得た上で読んだ方が良い本。
太陽王の一見豪華な貴族社会と、宗教対立と倫理感の欠如、課税バランスの崩れや農村の荒廃。強国フランスの多面性。周辺諸国が激動の時代だったせいもあるんだろう。うまく把握していきたい。
アンリ4世によるナント勅令の後、フランスは再びカトリックに傾き、100年を待たず1685年にはフォンテーヌブロー勅令によって廃止される。多くのプロテスタントが殺され、特に外国に流出することになる。
南アフリカのフランシュックにもロワール地方のプロテスタントが移住し、南アフリカのワイン産業の基礎を作りあげていく。南アフリカで最も多く栽培されているシュナンブランもロワールで栽培されている品種。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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