- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894348110
作品紹介・あらすじ
いま、なぜ「平成の後藤新平」が求められているのか?大地震翌日、山本権兵衛内閣の内務大臣を引き受けた後藤は、その2日後「帝都復興の議」を立案する。その構想は、政争の中で削減されてゆくが、基本構想は残った。わずか120日という短期間で、現在の首都・東京や横浜の原型をどうして作り上げることが出きたか?豊富な史料を読み解き、「復興」への道筋を跡づけた決定版ドキュメント。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/56541詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都市の敵は
疾病
無知
貧困
無慈悲 -
資料番号:011423654
請求記号:210.6/シ -
1923年9月1日に起きた関東大震災で壊滅した東京の「復興」に力を尽くした当時の内務大臣・後藤新平の足跡を記した一冊。
外交面での考え方の違いから山本内閣への入閣を渋っていた後藤は地震を機に入閣を決意。台湾の都市を整備し、東京市長を務めたこともある経歴が大いに生かされることになった。
後藤の復興計画は必ずしも思い通りにはならなかったが、当時の状況を考えることができ、かつ後藤の日本への思いが感じ取れる。東日本大震災からの復興を目指す現代の人たちに手に取ってもらいたい。