本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894349452
作品紹介・あらすじ
われわれは、なぜ「学ぶ」のか? どのように「生きる」か?
「なぜ学ぶか」を「生きる」こととつなぎ、学びの道にある全ての人に希望を与えてきた内田義彦のエッセンス。真の社会科学的まなざしを養うための、そして専門家として、かつ日常的個人として生きるための“学問”を追求する、珠玉の作品を精選。
「柔軟な精神の尖さと深さ」木下順二
「真の学問を産み、納得のいく社会づくりへとつながる知」中村桂子
感想・レビュー・書評
-
著者は繰り返し、何のために学問をするのか?を読者に問う。
自身が学生だった頃学んだ錚々たる恩師の話を引き合いに出しながら、終始、分かりやすい言葉で語りかけてくる。
「日本にはフォルシュング(探究心とでも言うべきもの)に相当する言葉がないのはその精神がないからだ」森鷗外の言葉には、現代の教育環境やいわゆるエリートと呼ばれる人々のことを考えてしまう。
覚えておきたいエピソードや逸話も満載。「生きること」と「学ぶこと」は不可分。
手元に置いて読み返したくなる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示