日本の図像―神獣霊獣

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  • ピエ・ブックス (2009年7月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894447882

日本の図像―神獣霊獣の感想・レビュー・書評

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  •  どことなくコミカルな風神雷神があったり、実際には目にしたことがないゆえ、奇妙な虎や象が出現したり…。
     表わす技術の質にも差はあるが、想像力の質にも厳然とした差が存在することを痛感。

  • 【資料ID】108324
    【分類】708/Ka58

  • 神獣(鳳凰、麒麟、)や妖怪、かつて珍しかった象や虎などの絵や彫像などをその動物ごとに収録したカラー図版。筆致がユニークで意外と目にした事のなかった絵もたくさんあって面白かった。

    養源院の杉戸絵は以前実物を見たけれどやっぱり印象的。(その時買ったポストカードの象は机の前の壁に張ってある)その時は血天井目当てだったのでこんなところに俵屋宗達の絵が、とびっくりした記憶が。風神雷神もちょっと気の抜けたような絵があってかわいらしかった。

  • 風神雷神の屏風を描いた俵屋宗達の「白象図杉戸」(京都・養源院)の印象がやたら強烈に残った。あまり自分をキャラクター的なものと重ねたり崇拝したりしたことは過去になかったのだが、なんとなくこの白象に対しては憧れに近い何かを感じざるを得なかった。

  • ★吐普加身依身多女寒言神尊利根陀見波羅伊玉意喜餘目出玉 

    ちょうどこの本の感想を書こうとしていた3年前でしたが、今は亡きBS週刊ブックレビューで映画『わたしのグランパ 』や『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』などで著名な映画監督の東陽一も本書を今週の一冊に挙げていて、参加者の合評が始まったのにはびっくりしてしまいました。しかもその次に、歌人の林あまりの提示した本が、私も今日か明日に書こうとしていた平田俊子の小説『私の赤くて柔らかな部分』だったので、二度びっくり。実際にこんな偶然が重なることってあるんですね。でもたいしたことでも誰のせいでもないのに、なんだか書く気がそがれたことを記憶しています。どんな感想とか紹介の内容だっかはすっかり忘れてしまったのに。

    最初手にしたのは単純に山田正紀のSF『神獣聖戦』からのアナロジーというか、まあほとんどまったくの気まぐれだったのですが、この本は一連のシリーズ『日本の図像 波・雲・松の意匠 波・雲・松のかたち』『 日本の図像 花鳥の意匠 』『日本の図像 美人 』『日本の図像 鳥獣虫魚 』『日本の図像 春画 』の一冊として出されたもので、重要文化財に指定されている尾形光琳の『風神雷神図屏風』から伊藤若沖の『釈迦三尊図』まで、私たち日本人が畏敬してきたこの世のものならぬ魔性の聖なる獣について多岐にわたって総網羅したビジュアルな本で視覚的にも楽しく、実は私この手のビジュアル本には目がないのですが、よくよく考えてみると、こういう傾向のものはかつて荒俣宏に十二分に教わって見せてもらった記憶があるので、なんかこう二番煎じのような気がしないでもありません。

    それでも、どのようにして想像力たくましく神聖/神性を表現するか、あるいは畏怖される対象として描くかをとことん考え抜いて想像されてきたからこそ現代まで生き残ってきた数々の神獣/霊獣を豊富にピックアップしている貴重な見ごたえある本です。

    神獣霊獣編に、狩野派や俵屋宗達・河鍋暁斎・曽我蕭白・伊藤若冲・歌川国芳などの腕達者の絵師たち。鬼神・あやかし編に、絵巻物の中の妖怪や鬼や魑魅魍魎や民間伝承の様々な神様。そこに描かれるのは、唐獅子に麒麟、鳳凰や龍、獏と犀、白澤とか迦陵頻伽、天狗に大蛇、風神雷神や護法童子、お狐様と神虫、付喪神とか物の怪、酒呑童子に河童、そして化け猫などが総出演の本が楽しくないわけがありません。

    レビュー登録日 2009年09月19日
    推敲(更新)日  2012年10月24日

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日本の図像―神獣霊獣の作品紹介

日本人が畏れ、敬い、培ってきた「この世ならぬもの」たちへのユニークな感性。時空を超える絵師の競演。麒麟・鳳凰から百鬼夜行まで個性あふれるビジュアルを一堂に収集。

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