お金と英語の非常識な関係(上) 神田昌典&ウィリアム・リード、スペシャル対談CD付き

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894511712

作品紹介・あらすじ

本書を読み終えた後、あなたには、10年後の未来が見える。つまり、ほんの少しの英語力で、必ず当たるビジネスモデルが、まる見えになるのだ。これで成功できないわけがない!ぶっちゃけた話、私がビジネスで成功できたのは、全部このシンプルな方法のおかげ。あなたに、そのすべてのノウハウを公開しよう。

感想・レビュー・書評

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  • 大竹慎一の「70年サイクル説」

    1945~1962年<冬>、1963~1979年<春>、1980~1998年<夏>、1998~2014年<秋>
    それぞれの時代で活躍する世代を、「理想家」「実務家」「管理者」「統合者」としている。この分類、後年の『2022―これから10年、活躍できる人の条件』でも言っていたと思う。

  • ※2007.8.19売却済み

  • 何だかんだ言っても、アメリカはフォロンティア精神に溢れている。
    とりあえずやってみよう。失敗しても死んでも構わんという精神だ。

    よって、日本にはまだない、10〜15年先の未来が転がっている。
    転がっているネタの何パーセントかは宝クジの大当たり券だ。

    たとえばビジネスなら、当たりクジの内容80%そのまま輸入して、
    残り20%日本にあわせて手を加えるだけで成功する。
    こんなこと誰にだってできる。やらない手はない。


    具体的にどうやって当たりくじを探すのか?
    それは原書を読みまくれば良い!

    広告業界では伝説の人、ジョン・ケイプルズが長年の広告活動とその効果をまとめた本がある。
    これはマーケティングのバイブルだが、日本とアメリカでは事情が違うから使えないだろう
    という考え方のせいで、また翻訳そのものに時間がかかることで、訳本に時間が掛かった。
    ※Tested Advertising Method (ザ・コピーライティング)

    アメリカは多民族国家だから、我々が気づいていない視点が得られる本が山ほどある。
    これらは執筆に1年〜2年、あるいはそれ以上をみっちりと掛けて、
    人生で得た貴重な、人類の叡智のかけらを本として出版している。

    鎖国状態では、海外の情報を持っている人にはビッグチャンスがある。
    知らない人と比べて、知ってる人は圧倒的だ。
    福沢諭吉は「西洋事情」を書くことで時代の寵児となり、
    金融、新聞社、商社、学校など様々な事業を起こした。
    それで1万円札の肖像にまでなった。


    日本語への翻訳を待つ?
    それはダメだ!

    翻訳が決定されるまでのプロセスを考えてみてほしい。
    翻訳はコストが掛かるから、「売れる見込みがあると確認できた(=古い)」本が翻訳される。
    つまり、良書だけれど、ビジネス的にはすでに競合だらけで手遅れ(=先駆的でない)だ。

    そもそも、訳本がたくさん売れないと儲からない。採算がとれない。
    よって、最大公約数的になるから、尖った面白いネタは翻訳されない。
    これは素晴らしいアイデアだけど、今すぐたくさんの人が買ってくれるアイデアではないからと。

    要は、ある意味「良い本は翻訳されない」「翻訳されたら手遅れ」なのだ。
    だから、競合のいない当たりくじをつかもうと思ったら、原書にあたる他ない。

    日々進歩する、人類の叡智にいますぐアクセスしよう!


    「言いたいことはわかった。でも、英語ができないとダメなんだろ?」
    「原書なんて読めるはずない。役に立たんよ!」
    と不安になるかもしれない。
    だが、待った!
    中学レベルの英語でも「原書から情報を引き出すことは可能」なのです。


    キレイな発音とか、TOEIC何点とか、そういうのはどうでもいいの。
    英語が面倒で使えないのは、それが簡単じゃないから。
    ならば、「貴重な情報を引き出す/伝える」以外のことは捨てしまおう。
    捨て多分だけ、軽く、簡単に、優しくなる。

    この6つは捨てよう。
    1.日常会話を捨てる。
    2.専門外のトピックを捨てる。
    3.語彙力を増やすことを捨てる。
    4.正確な文法を捨てる。
    5.ペラペラに喋ることを捨てる。
    6.キレイな発音を捨てる。

    これら、何となく必要だと思い込んでません?

    日常会話は貴重な大概は情報じゃない。
    表現は多彩でトピックも広いでしょ?
    捨てよう。

    貴重な叡智の濃度が高いのはどこ?
    専門領域でしょ?
    それ以外は捨てよう。

    意外と簡単な言葉で書いてあるし、図解されてる。
    伝えるときも優しい言葉でいいじゃない?
    難しい言葉は捨てよう。

    何か貴重な情報を得ること、内容を伝えることが目的。
    文法力を示すことが目的じゃないでしょ?
    文法崩れなんて気にするほどの価値はない。

    ペラペラしゃべらなくても、通訳を連れていけばよい。
    親友や恋人になる人ができたら、英語ばかりるかうので、そのときは自然にペラペラなので問題ない。
    だからペラペラになる努力はものすごく効率が悪い。

    第二外国語として英語を使う人はたくさんいる。
    キレイな発音の人の方が少ないわ。
    捨てよう。

    小澤征爾さんはキレイな発音じゃないけど、
    音楽への情熱と楽団員への愛があるから、彼の言葉は人を動かす。
    ソニーの故稲田昭夫さんの英語もアレだけど、
    アメリカに招かれてのスピーチはスタンディングオベーション。

    もうね、日本語アクセントでアレな英語は「バイリンガル」の証くらいに思えば良いの!


    起業家人生12年の「全エッセンス」を対談形式にしたらどのくらになると思います?
    なんと、60分 x 3本です!
    ※神田昌典さんの場合

    つまり、自分の専門領域について英語で、60分 x 1〜3本分も頭に入れておけば、
    これで英語を使って審問領域での仕事ができるということです。


    英語は必須じゃない。
    けれど、ちょっと使えるだけで「楽しい」ことになるのでオススメ!

    ・中学英語を復習する。
    ・足枷になる6つの不要な思い込みを捨てる。
    ・自分の専門人生のエッセンスを話せるだけの60分 x 1本分の英語を頭に入れる。

    これで「楽しみ」増えますよ!

  • 38206

  • ・外国語が話せるようになるために、自分の専門分野の関連テープ(できれば対談もの)を三本、暗誦する。
    ・声のトーンを、1オクターブ下げる。

  • この本は、英語を使ってビジネスをしたい人、英語のビジネス書を読みたい人、アメリカの先進事例を参考にビジネスで成功したい人のためだけの本である。語学の習得には文化の理解が必要とか、対談CDをヒヤリングに使おうとか考えているなら即読むのをやめたほうがよい。
    要点としては、
    ① アメリカの先進事例を持ってくれば成功しないほうがおかしい。悩むよりやってみる。
    ② ビジネス英語はパターンを覚えれば十分話せる。聞く方も、キーワードさえ外さず、重要な点だけはきちんと確認。それで十分。
    ③ 臆せず興味のある分野の洋書を読んでみる。音声教材を聞きまくる(暗記するくらいに)
    といったところ。

    2011-10-23 読了

  • 英語を通じた、神田さんの成功の軌跡を語る本。相変わらずの軽快な語り口で夢を語ってくれる。英語の勉強にやる気を失っている人は一読すると、モチベーションアップにつながるかも。

    以下注目点
    ・英語を学ぶでなく、英語で学ぶ
    ・アメリカでは、異文化を越えて共通に当てはまる方法論が重視される。だから具体的で厚い本が多い。
    ・英語を流暢に話せるようになるには、捨てることが大事。
    ・捨てるもの、日常会話、専門外、単語力、文法的に正しく話すこと、ぺらぺらしゃべること、きれいな発音。
    ・チラシやダイレクトメール、広告を一瞬見ただけで、その会社は利益が出ているか、いまどこに問題があるか、さらには社内のマネジメント状況、これから起こる問題までわかってしまうようになった。これが、専門家というもの。
    ・自分の専門分野の関連テープを三本暗唱する。
    ・英語は音楽である。
    ・声のトーンをオクターブ落とす。

  • 非常識というタイトルですが、文法苦手、単語暗記も超苦手な私の勉強スタイルと似てるかも。サブストーリーとして語られている神田氏のビジネスの話が面白かった。

  • "九州からの出張帰り、浜松町の本屋で購入。英語を生かしてビジネスに活用しない手はないよ~という本。著者、神田さん流の成功術。
    CDもよく聞いた。"

  • SMART略語
    S: Specific 具体的である
    M: Measurable 計測できる
    A: Agreed upon 同意している
    R: Realistic 現実的である
    T: Timely 期日が明確

    神田流非常識英語の全5ステップ
    第一ステップは、未来先取りのイメージ化
    自分の望む英語力を手に入れるという決意を固める段階だ。

    第二ステップは、英語情報の大量インプット。
    本格的な旅への出発・そのきっかけを与える使者が現れる。
    その使者にであるために、良質な情報を大量に吸収するする方法を学ぶ。そのステップを経ると、洋書や英語雑誌からの情報を吸収できるようになる。

    第三ステップは、英語世界へのワープ。
    ビジネスパートナにである旅に出かける。いきなり、海外という非日常世界へ旅立つ。すぐれたパートナーにであるためには、入り口がある。その入口を紹介しパートナーとの出会い方を学ぶ。

    第四ステップは、ビジネス交渉の成立。
    いよいよクライマックス。この大イベントを乗り切る、英語語でのコミュにケーション方を学ぶ。

    第五ステップは、新しい人間関係の構築。
    新しい現実への帰還である。今まで非日常だった、世界という舞台を日常化するために、出会ったパートナーとのにインゲン関係の深め方を学ぶ。

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著者プロフィール

経営・マーケティングコンサルタント、作家/アルマ・クリエイション株式会社代表取締役/NPO法人学修デザイナー協会・理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。18年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。2019年・2020年、「社長の成績表」(古田土会計主催)にて、2,400社超中、2年連続No.1に。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。

「2022年 『未来実現マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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