コールドリーディング‾ニセ占い師に学ぶ! 信頼させる「話し方」の技術 (FOREST MINI BOOK)

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513099

感想・レビュー・書評

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  • にせ占い師の裏テクニックを伝授するための書です。
    誰だって、初対面のうさんくさい人物の話など、最初から信じたりはしない。それなのに、どう見ても怪しい話を簡単に信じてしまうのはなぜ?
    それは、「まず、はじめに本当のことを言って信じさせ、それからだます」からなのです。

    気になったのは以下です。

    ■コールドリーダのための4つの心得
     ・当てているのではななく、解釈しているのだという姿勢を保つ
     ・相手がしゃべりたがっていることしゃべらせる
     ・相手が聞きたがっていることを話す
     ・ただひとりの特別な存在としての相手に、驚きを持って接する

    ■コールドリーディングの基本中の基本 ストックスピール
     ・誰にでも当てはまるような漠然としたことを、あたかも相談者の個人的な事実を言い当てたかのように提示するテクニック
     ①具現化の原理 漠然とした情報を、人は、具体的に置き換えて理解しようとする
     ②補完の原理 人は、中途半端な状態が心地悪く、無意識に自分にそれを補って、簡潔させようとする
     ③主観の原理 人は、他人の話を、自分のことに当てはめながら聞いている
     
    ■UVS(アンベリアイアブルステートメント)で、ストックスピールに磨きをかける
     ・裏付けの取りようのない主張という意味
     ・たいていの人は、ホメられるとまず謙遜します
     ・ほめられれば気持ちいいにきまっています。あなたへの信頼も大きくなるでしょう

    ■ライトハンドシステム(RHS)とは
     ・人には、「わたし」が中心のMeタイプと、「わたしたち」が中心のWeタイプがある

     右手 Meタイプ
     親指 親⇒親分肌
     人差指 人⇒人が好き
     中指 中心⇒現在
     薬指 指輪⇒情緒
     小指 あかちゃん指⇒赤ちゃん

     左手 Weタイプ ⇒ Meタイプと反対である
     親指 親⇒親分肌 ⇒ 職人肌
     人差指 人⇒人が好き ⇒ 人が苦手
     中指 中心⇒現在 ⇒過去と未来
     薬指 指輪⇒情緒 ⇒論理
     小指 あかちゃん指⇒赤ちゃん⇒(大人⇒)自立

    目次”

    はじめに
    第1章 ニセ占い師の裏テクニック ”コールドリーディング”とは
    第2章 コールドリーディングの基礎テクニック ”ストックスピール”を完全マスター
    第3章 ”ライトハンドシステム(RHS)”であなたも今日から本物のコールドリーダのなれる
    おわりに

    ISBN:9784894513099
    出版社:フォレスト出版
    判型:新書
    ページ数:176ページ
    定価:1000円(本体)
    発行年月日:2008年08月04日第4刷

  • 相手の心を読む
    ということではないんですよねσ^_^;
    コールドリーディングは大切なただ一人の相手の心を解釈して話したいことを話させ聞きたいことを聞かせるテクニックとのことです。

    多かれ少なかれ1歩と言わずとも半歩先読みしてる人はみんなやってます。
    僕も何週間か一緒に仕事してたら相手のしてほしいことが読めてきますし読めてくれば先読みはそれほど難しいものではなくなります。

    このテクニックは慣れるまでのスパンを限りなく短くするものやと思います。
    その中でライトハンドシステムとか効率よく会話を進める技術が書かれています。
    人の心を操るというより会話のテクニックの一つとして勉強になる本です。

    ただ著書にも書かれていますが
    「テクニックはテクニックを越えるためにある」
    使い込んでいけば自分のものとすることができるんやと思います。

  • 占い師などが使う会話トリックの実践編。
    仕事やプライベートでのコミュニケーションに活かせるというが、かえって胡散臭さを感じてしまった。

    相手の考えを当てにいくというスタンスではなく自分の解釈に相手を当てはめさせ、
    相手が喋りたいことを喋らせ
    相手が聞きたいことを話し
    特別な存在として接することで、信用を勝ち取るのが心得だという。

    自分が、この手法を利用するというより、こういう言い方をする人間は、注意しようと思ってしまう内容だった。

  • 正直割と実践的で参考になった(実践するとは言ってない)

  • 学び多し

  • 占い者がよく使う手段として有名なコールドリーディング(フォアラーの実験で有名になったことからフォアラー効果、またはこれを多様した興業師の名前からバーナム効果とも呼ばれる)のテクニックを紹介した本。

    この手の本やら、ナンパ本やらは、ときとしてビジネス・コミュニケーションの良い教科書となるもので、本書もこの類の本にしては良く書けている上、かなり実践的でもある。まったく期待せずに読んでいただけに、良質に感じた。

  • コールドリーディングの実践本。RHSは他のことにも応用が効くように思う。

  • ストックスピールなどの話術の実践テクニックが書いてあるが、対面で話す場合じゃないケースを想定していたので、少し的外れだったのが残念だった。

  • テクニックが凝縮されている。
    ページ数が薄いけどちょうどいい。

  • コールドリーディングの実践法。具体的な例を挙げて、相手に信用される話術、テクニックを紹介している。

    コールドリーダーになりたいとは思わなかったが、ストックスピール、UVS、RHSなどは、日常会話をスムースに進める上で有効だと感じた。ただ、マスターするのはそんなに簡単ではないだろう。だからこそ、高額なセミナーで教えていることを公開しているのだろうけど。

    『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』という本とその続編『なぜ占い師は信用されるのか?』があり、本書はそれらに続く実践篇ということらしい。共に未読だが、本書を読む上での障壁にはならなかった。逆にこの内容に至るまでに2冊もあることが不思議なので、これらも機会があったら読んでみたい。

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著者プロフィール

1963年東京都生まれ。パーソナルモチベーター。2008年に東京国際フォーラムで開催された単独講演には5,000人が参加。ベストセラー著書は『ダメな自分を救う本』(祥伝社)『「心のブレーキ」の外し方』(フォレスト出版)など。11年ぶりの新刊『私の中の邪悪な感情をどうしよう?』(祥伝社)が話題に。

「2022年 『大切なキミに贈る本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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